2サムなのに6時間… 全米女子プロでスロープレーが引き起こされる理由
KPMG全米女子プロゴルフ選手権:過酷な3日目の舞台裏
テキサス州のフィールズランチ・イーストで行われたKPMG全米女子プロゴルフ選手権の3日目。風速11m/s以上の強風と炎天下の中、プレーは困難を極めました。
過酷なコースセッティングと選手たちの挑戦
1番パー5ではバーディがたったの3人、ダブルボギー以上が8人発生し、強風がプレーの精度を奪いました。さらに315ヤードの7番パー4では短距離にもかかわらず砲台グリーンが選手たちのスコアを苦しめ、待ち時間も頻発。8番パー3ではパーオン率がわずか37%と、風による影響が顕著でした。
ホスピタリティを目的に通常のコースレイアウトを変更した9番パー5でも待ち時間が発生し、戦略的な選択が求められました。この日は全体的に暑さとセッティングの厳しさがプレーをより困難にしました。
ネリー・コルダの嘆きと大会の進行
アメリカのネリー・コルダ選手は、「ティイングエリア間の移動に膨大な時間がかかり、プレーのリズムが途切れる」と忍耐の必要性を強調。放送終了予定時間が1時間延長されるなど、異例の進行となりました。
最終日への期待
PGAオブアメリカが主催するこの大会は厳しい条件下で進行していますが、最終日の3サム2ウェイ形式が状況を改善する可能性があります。選手たちがどのように挑むのか、見どころが満載です!