「上位者に下駄履かせるのやめます」 PGAツアーがさんざん試行錯誤したシーズン王者の決定方式を“普通”に戻す理由とは？

　PGAツアーのプレーオフ最終戦「ツアー選手権」のフォーマットが変わることが発表されました。今年からは全選手がイーブンパーからスタートする72ホールのストロークプレー方式へと戻り、視聴者にも分かりやすいルールとなります。

　従来の「スタッガード・スタート方式」は、ランキング上位の選手が有利にスタートする仕組みでしたが、選手や視聴者に混乱を招き、最終戦の本来の目的を妨げていました。新フォーマットでは、最も安定したパフォーマンスを披露した選手が年間王者となる仕組みに戻されます。

　この変更は選手たちからも歓迎されており、ベテラン選手たちは「純粋なゴルフの勝負ができるようになった」と喜びを語っています。特にスコッティ・シェフラー選手は、過去のシステムに疑問を呈し続けた選手の一人であり、今回の改革を好意的に受け止めています。

　さらにイーストレイクでのコースセッティングも大幅見直しされるとのことで、今後の大会がどのような展開を迎えるのか、多くのファンが期待を寄せています。「ツアー選手権」は新たな形で、ゴルフの本質を観る者へ届ける挑戦を始めています。