荒木優奈がツアー史上5人目の快挙へ前進　初日からの首位を守ったプロ1年目「ここまできたら優勝を狙いたい」

　5月24日に愛知県中京GC石野Cで開催された「ブリヂストンレディス」第3日。19歳の荒木優奈選手はツアー10戦目にして、初優勝のチャンスを掴もうと奮闘しています。昨年のプロテストに2度目の挑戦で合格した荒木選手は、この日も安定したプレーを披露し、通算16アンダーで初日からの首位を守り切りました。

　同じく初日から首位を競り合っている佐久間朱莉選手（22歳）とのデッドヒートは熱戦そのもの。2番ホールではピンを狙ったショットの応酬、そして難関の3番ホールをきっかけにスコア争いがさらに激しさを増しました。荒木選手は「すっごく楽しかった。おもしろかったです」と笑顔で語り、緊張感を楽しみながらプレーに臨む姿勢が印象的です。

　荒木選手が最終日で初優勝を達成すれば、プロテスト合格者26人の中でのルーキー初優勝、そして大会4日間を通じての完全優勝という歴史的記録が誕生します。10代での完全優勝は女子ゴルフ界でも初の快挙となり、注目が集まっています。

　「ショットもパットも今日は好調。ここまできたら優勝を狙いたいです」と意欲を見せる荒木選手。挑戦者としての姿勢を貫き、最後の18ホールに挑む姿は、ゴルフ界に新たなスター誕生の予感を抱かせます。