アイアンの人気モデルはロフトが寝てきた!? 7番のロフト平均は29度→30度へ【アイアン売り上げランキング】
アイアンのロフト角が変化──最新のトレンドを探る
ゴルフアイアン市場では、ロフト角のトレンドが変化しています。現在、売り上げランキングのトップ3は4週連続で『G440』『スリクソン ZXi5』『258CBP』が占め、それに続くのがテーラーメイドの『P790』。これらの7番アイアンのロフト角は29度〜31度の範囲内に収まっており、かつて流行した26度前後の飛び系アイアンとは異なる傾向を見せています。
なぜロフト角が寝てきているのか? PGAツアースーパーストア入間店の水谷郁弥さんによると、「以前はロフトの立ったアイアンが人気でしたが、最近は7番アイアンで30度前後のモデルが好まれています」とのこと。その理由として、高さをしっかり確保し、グリーンで止まるボールを打ちやすい点が挙げられます。試打をする際も飛距離だけでなく、落下角度やスピン性能を重視するゴルファーが増えているそうです。
データが示す変化 最新のアイアン売り上げランキングトップ10の平均ロフト角は30.1度。2024年6月は29.3度、2023年5月は29.2度と、近年徐々にロフトが寝てきている傾向が見て取れます。最新ランキングのアイアンすべてがロフト28度以上で、かつての超ストロングロフトの飛び系アイアンは1本もランクインしていません。
これからアイアンを選ぶなら、飛距離だけでなく「高さとコントロール性能」がポイントになりそうです。あなたのプレースタイルに合ったアイアンを選び、ベストショットを狙いましょう!
【アイアン売り上げランキング トップ3】
1位 ピン G440
2位 スリクソン ZXi5
3位 ブリヂストン 258CBP
