予選通過に向けて全力のサポートをしていることが伝わってきます。
オーガスタのキャディを従え六車日那乃がアマ大一番へ 地元ジュニアの応援も得て
「まずは予選通過を」
日本勢8人が出場するオーガスタ女子アマ。六車日那乃が大一番を前に意気込みを語った。
<オーガスタナショナル女子アマチュア(予選) 事前情報>
◇2日
◇チャンピオンズ・リトリートGC(米ジョージア州)
◇6360ヤード・パー72
3年連続となるオーガスタへの挑戦を開始する六車日那乃が、大会前日に横山珠々奈、寺岡沙弥香とラウンドし、最終調整を行った。「マスターズ」開幕前の女子アマチュア大一番は、今回で5回目の開催。初出場となった2022年は予選落ちで涙を流し、23年は予選を14位タイで突破したが、決勝ラウンドで「77」を叩き22位タイに終わった。
予選ラウンドをオーガスタナショナルGCの近隣コースで行い、上位30位までが決勝ラウンドでオーガスタの地を踏む特異なアマチュア大会。予選落ちの選手も含めて、予選と決勝のあいだに1日だけオーガスタでの練習ラウンドの機会が与えられる。2年連続で決勝ラウンドを戦うのはもちろんのこと、六車の目標はそこで結果を残すことだ。
オフのあいだはしっかりと体をつくり、力強さも備わってきた。充実の時間が昨年とは違う六車を演出するはず。「やっぱり難しいです」と警戒する予選ラウンドのコースでも、十分に調整を重ねた。そして、今年六車のバッグを担ぐのはブライアンさん。オーガスタナショナルのハウスキャディだ。
ブライアンさんは、地元の学校でジュニアを対象にゴルフスクールも開いており、今大会ではその生徒さんたち総勢100人もオンラインでブライさんの“ボス”となる六車の応援に回る。「まず予選通過をして、オーガスタで回りたいです」と3度目の正直で、今度こそは上位に入ってみせる。
日本のプロテストに挑戦中の六車にとって、プロ転向した時点で今大会の出場権は失うことになる。昨年は「ディズニーランドみたい」と話していたオーガスタの地で成績を残し、秋のプロテスト合格、そして“アマ卒業”へとつなげる。