【中嶋常幸の快説オーガスタ】松山は初日2アンダーで回れていたはず。13番のダボは神様が書いた伏線!?
松山英樹、逆境のマスターズで見せ場を作れるか?
松山英樹選手にとって、マスターズの2日目は試練の連続となりました。13番ホールでのダブルボギーは、神様に恨み言を言いたくなるほどの不運に見舞われました。3打目がピンに当たり、クリークに転がり込んでしまいバーディーチャンスが一転してピンチに。同様に12番ホールでも、第1打後に突風が吹きバンカーに捕まる不運がありましたが、見事に寄せたものの、パーパットは靴跡に妨害される形で決められませんでした。
前週までの予選落ちが続く中、この日のプレーそのものは決して悪くありませんでした。13番のアンラッキーがなければ2アンダーも見込める内容でした。
また、今年のオーガスタ・ナショナルでは昨年9月のハリケーン被害により、木々が減少したことが風や日当たりに影響を与えています。特にグリーンの速さが予想以上で、多くの選手が苦戦。マキロイ選手も15番ホールでのアプローチが反対側の池へ転がるなど、思わぬ落とし穴に足をすくわれました。
自然の影響を受け変わりゆくコースに戸惑う選手たちの姿が見られる中、松山選手がこの逆境を跳ね返し、不屈の精神を発揮できるかが注目されています。そして、キャリアグランドスラムを目指すマキロイ選手も冷静さを保ち、最終日に望みを繋げることができるのでしょうか。
ドラマティックな展開が繰り広げられるマスターズ。まるで神様がストーリーを紡いでいるかのようなこの舞台で、松山選手がどのように立ち回るのか、期待が高まります。
