岩井ツインズを強くした永井哲二先生がジュニアたちに教えていること【岩井ツインズのコーチ・永井哲二の教え①】

　ゴルフ界で名高い永井哲二先生が岩井明愛プロや千怜プロを育てたその技術と経験を活かし、現在はジュニアゴルファーの育成に尽力されています。週刊ゴルフダイジェスト4月1日号では、「永井メソッド」と呼ばれるスウィング改善方法を紹介。ここでは、そのメソッドの要点をご紹介します。

スウィングテンポの改善: 田子吏央斗さんの場合
　永井先生によると、スウィングテンポが速くなり打ち急ぎが発生する原因は「手上げ」による肩の回転不足。これによりクラブがアウトから下りやすくなり、結果として球が右に抜けてしまうことがあるそうです。解決策は、「体の回転で始動」すること。体の回転でトップを深くすることで、スムーズな切り返しのタイミングをつかむことができます。

　先生が推奨する練習法は「始動を繰り返す動き」。「ハーフウェイバックまでの体の回転動作を繰り返し、トップまで自然に上げる感覚を身につける」と良いとのこと。

胸の前の三角形を意識: 小野優斗さんの場合
　永井先生がジュニア選手の練習に活用しているダブルグリップアイアンは、胸の前の三角形を自然に形成する優れた練習器具。これを使用することで手打ちを防ぎ、体を使った正しいスウィングの感覚を養います。

　小学5年生の小野さんもこの器具を使い、徐々に美しいスウィングに近づいています。明愛プロや千怜プロもかつて愛用していたこの器具で練習を重ねれば、胸の前の三角形が崩れないスウィングが手に入ります。

　永井哲二先生のメソッドは、ゴルフ初心者からプロを目指すジュニアまで幅広く適応できるものです。あなたもぜひこの練習法を試してみてはいかがでしょうか？