令和でも参考になるジャンボ尾崎の飛ばしテク！ 左手で“押し込む”動きで40年前から300ヤードを連発していた

　ゴルフ界の伝説、ジャンボ尾崎。彼は世界中のツアーで通算113勝（うち日本ツアー94勝）、賞金王12回、年間最多8勝という輝かしい実績を持ち、日本ゴルフをけん引してきました。トップ女子プロゴルファーである西郷真央、原英莉花、佐久間朱莉らの師匠でもあるジャンボ尾崎のスイングは、令和の今でも色褪せることはありません。

　ジャンボ軍団ではオフシーズンに左手を鍛えることが重要視されていました。ジャンボさんは左手で押し込む動きを飛ばしの大事な要素と考えていたのです。左手を長く使ってフォローを取ることで、低く長いインパクトゾーンを作り出し、厚い当たりを実現していました。

　60歳ゴルファーがこの動きをマスターするためには、PWを使った左手打ちドリルが効果的です。ハーフショットでやや右に打ち出し、左に飛ぶ場合は左手をコネている証拠です。フィニッシュでは左手甲を目標か目標のやや左に向けるよう意識し、シャフトが立つ形を作ることが重要です。

　さらに、ドリル中は左手の小指、薬指、中指を締めることを意識しましょう。ここが緩むと手首が返りやすくなるため、注意が必要です。