「10代で優勝が目標」菅楓華、完全優勝でのツアー初制覇に王手「馬場咲希世代」とは呼ばせない

　国内女子ゴルフツアー「ダイキン・オーキッド・レディース」第3ラウンドが行われ、プロ2年目の菅楓華（19＝ニトリ）が通算5アンダーで首位を守り、ツアー初優勝に王手をかけました。5バーディー、2ボギーの69でスコアを3つ伸ばし、同じ05年度生まれの馬場咲希に先駆け、世代一番乗りのプロ初優勝を狙います。

　前日の不調を払拭するような前半のバーディーラッシュで、2番パー4から始まり、4番パー5からの3連続バーディーが圧巻でした。後半は1つ落としましたが、堂々の単独首位で最終日最終組に臨みます。菅は「前半は狙ったところにショットがいって、流れも良かった」と満足げに振り返りました。

　オフにはプロ野球選手の合宿に参加し、ケガをしないトレーニングや心構えを学んだことも、今大会での好調に繋がっているようです。特にソフトボール五輪金メダリストの上野由岐子の言葉「練習から緊張感を持たないと試合でもできない」が心に響き、集中して練習に励んできました。

　菅は20歳になる前に優勝することを目標としており、「まだ誰も同期で優勝していない。本当に10代のうちに勝ちたい」と意気込んでいます。