女子ゴルフ開幕戦 岩井千怜、21位から一気に奪首「こんなに伸ばせるとは」崩れた姉・明愛とは対照的
ダイキンオーキッド・レディス第2日:リーダーボードに興奮の波乱
国内女子ゴルフ開幕戦ダイキンオーキッド・レディスの第2日目、リーダーボードに大きな変動がありました。昨年の優勝者である岩井千怜選手(22、ホンダ)は、68のスコアで通算2アンダーに達し、21位から一気に首位に躍り出ました。一方、菅楓華選手(19、ニトリ)はトップを維持し、ツアー2年目の高野愛姫選手(20、Jトラスト銀行インドネシア)と同スコアで並びました。稲見萌寧選手(25)は104位で予選落ちとなりました。
「こんなに伸ばせるとは思っていませんでした」と、寒風の中でプレーを終えた岩井選手は語りました。4バーディー、ボギーなしのプレーを振り返り、「昨日からずっと集中できている。少ないチャンスをものにできた」と述べました。
対照的に、姉の明愛選手は、3位から76のスコアで崩れました。タイでの試合で姉が優勝争いをして2位になったのを目の前で見たことが、岩井選手を一層奮い立たせました。
岩井選手自身はサウジアラビアでの試合で4位に入賞しており、「中東だったけど、とても寒くて雨も降った。ここ(沖縄)より全然寒かった」と振り返りました。待ち時間にチームで”かけないポーカー”をし、父親の雄士さんがロイヤルストレートフラッシュを上がったことが思い出です。
予選の2日間でスコアは1勝1敗。3日目は最終組で、いよいよ大会連覇に向けた戦いが本格化しますが、「優勝は全然意識していない。この大会が自分に合っているとも感じない。明日は明日の風が吹きます」という岩井選手。3日目の風はどんな風になるのでしょうか。
