ゴルフ・松山英樹　記録的スコアで開幕勝利　快挙の原動力にはジュニアゴルファー

　新年早々、ゴルフ界に喜ばしいニュースが舞い込んできました。松山英樹選手（32）がアメリカツアーの開幕戦で、驚異的なトータル35アンダーという新記録で優勝しました。この輝かしいスタートは、プロ12年目の松山選手にとって最高の船出となりました。

優勝賞金は約5億6000万円
　2025年シーズンの開幕戦の舞台はハワイ。賞金総額31億円にも達するこの大会には、去年のツアー優勝者など、限られた選手しか出場できない世界トップランカーたちが集結。松山選手は日本人で唯一出場し、2位と1打差の首位で最終日を迎えました。

圧巻のパフォーマンス
　3番パー4では、残り107ヤードからの第2打がそのままカップインし、イーグルショットを記録。その後も前半で3つのバーディーを奪い、スコアを伸ばしていきました。11番では9メートルのバーディーパットを沈め、続く12番でもロングパットを決めて2位以下を突き放しました。最終18番でもバーディーを締めくくり、PGAツアー新記録の35アンダーを達成。優勝賞金約5億6000万円を獲得しました。

勝利の裏には次世代への思い
　松山選手の快挙の原動力は、次世代を担うジュニアゴルファーたちへの指導です。2年前から全国のジュニアたちへの指導を開始し、彼らの質問に答えたり、無邪気な質問から刺激を受けたりしています。松山選手は「僕が頑張っている姿を見て、ジュニアたちが目指してくれるのはありがたいこと。アメリカで活躍できる子たちが生まれてきてほしい」と話します。

　2025年のシーズンは、松山選手にとって最高のスタート。彼は「世界のトップを決める大会がメジャーだと思う。もう一回勝ちたい」と決意を新たにしています。松山英樹選手から今後も目が離せません。