LPGA Qシリーズ(最終予選)初日:原英莉花(ハラ・エリカ)の挑戦と苦闘
序章:1年越しの舞台へ
LPGA Qシリーズ(最終予選)は、米国女子ツアーの来季出場権をかけた重要な戦いです。2次予選会を突破し、ついに最終予選会への切符を手にした原英莉花(ハラ・エリカ)。しかし、その初日は苦しいスタートとなりました。
第1章:初日、フォールズコースでの試練
フォールズコースでの波乱の幕開け
原英莉花(ハラ・エリカ)は、フォールズコース(6643ヤード・パー71)で挑みました。しかし、3つのダブルボギーを含むスコア「76」(5オーバー)で、94位タイという苦しい結果に終始悔しさをにじませました。
序盤の失敗が響く
初めてスコアが動いたのは3番ホール。グリーン右手前のバンカーからオーバーし、寄せきれずに2パットのダブルボギー。その後もチャンスを生かせないまま、後半戦に突入しました。8番でスコアを1つ戻すも、11番の3パットで流れを断ち切ってしまいました。
悪循環に苦しむバックナイン
後半の14番では、フェアウェイバンカーからのショットがアゴに当たり、ペナルティエリアに消えるトラブル。そして17番ではティショットのミスから6メートルのパーパットを3パットするなど、3つ目のダブルボギーを記録しました。
第2章:気候の変化と対応の難しさ
練習ラウンドと異なるコンディション
練習日では短いクラブで狙える場面が多かったものの、大会当日は寒さと風の影響で、5番アイアンやユーティリティを多用せざるを得ない場面が続きました。「ピンを攻められるショットがなかった」と振り返る原選手は、ミスを恐れる気持ちが逆効果を生んだと分析しています。
寒さと心理的プレッシャーの影響
寒冷な気候と長いクラブへの対応が思うようにいかず、「歯車がうまくかみ合わなかった」という原選手。その結果、攻めのプレーができず、初日を悔しい思いで終えることとなりました。
第3章:初日の苦悩と今後への意気込み
「もったいない」プレーへの悔しさ
原英莉花(ハラ・エリカ)は、「ダブルボギー3つはいただけないプレーだった。本当に悔しい」と肩を落としました。トップ25のボーダーラインは2アンダーであり、初日の結果は大きな出遅れとなりました。
冷静さを取り戻し、巻き返しを誓う
「スロースターターだが、冷静にプレーを続けていきたい」と語る原選手。2日目は比較的スコアを伸ばしやすいクロッシングズコース(6664ヤード・パー72)で、一打ずつ確実に取り戻す決意を新たにしました。
終章:これからの戦い
まだ4日間残された戦い。「1年越しでここまで来た気持ちを無駄にしないよう、全力で挑む」と誓う原英莉花(ハラ・エリカ)。次なるステージへの挑戦が続きます。
