日本勢３４年ぶり新人賞＝西郷、会心バーディー締め―米女子ゴルフ

　【ネープルズ（米フロリダ州）時事】米女子ゴルフツアーに本格参戦1年目の西郷真央（23）が新人賞に輝きました。日本勢では1990年の小林浩美以来の快挙です。「自分なんかがとは思うけど」と謙遜しつつ、「目標としていたものを獲得できて本当にうれしい」と充実感をにじませました。

今季最終戦のCMEツアー選手権
　西郷は今季最終戦のCMEツアー選手権で、新人賞争いトップで臨みましたが、ショットの状態に不安がありました。通算2アンダーで迎えた最終日は1イーグル、4バーディー、ボギーなしのラウンドで25位フィニッシュ。最後のホールとなった9番では「今週一番いいショット」を放ち、会心のバーディーで締めました。

ルーキーイヤーの成績
　ルーキーイヤーでは2大会で2位、メジャーの全米女子プロ選手権とAIG全英女子オープンではいずれも7位に入る好成績を残しました。「いい一年」と自己評価し、来季はまだ達成していない米ツアー初勝利を目指すとしています。

尾崎将司さんへの感謝
　師である尾崎将司さんに薫陶を受け、日本ツアーでは6勝を挙げてきた西郷。師へは「あいさつに行って、今年の結果報告と来年の目標などをちゃんと伝えたい」と感謝の気持ちを述べています。