TOTOジャパンクラシック 2日目のハイライト
1. 西村優菜選手の好調なプレー
2024年11月1日、滋賀県の瀬田ゴルフコース北コース(6616ヤード・パー72)で行われたTOTOジャパンクラシックの2日目。ルーキーイヤーの2020年からの活躍を思い起こさせる強い西村優菜(にしむら ゆうな)選手が戻ってきました。バーディを次々と重ね、8つのバーディを獲得し、1つのボギーを打った結果、「65」という素晴らしいスコアを記録しました。この日のプレーで、順位も47位から8位に上昇しました。
2. プレースタイルの変化
「やっとビッグスコアが出せました。イージーな状況でも自分の打ちたい球が打てなかったが、だいぶできるようになった。昨日と大きな変化があったわけではなく、うまくハマったのかな」と振り返る西村選手。今季は2月の「HSBC女子世界選手権」で3位、5月の「ミズホ・アメリカズオープン」で7位と好調でしたが、6月の「KPMG全米女子プロ選手権」では初の予選落ちを経験。その後も、7月の「Danaオープン」からは6試合連続で予選落ちを喫し、心配される時期が続きました。
3. コーチとの再会
「ずっと調子が悪かったので、コーチにマレーシアに来てもらいました。そこから怖さが減って、少し思い切ってできるようになりました」と明かす西村選手。前週の「メイバンク選手権」でコーチの中島敏雅(なかじま としまさ)プロに助けを求め、急遽マレーシアに来てもらったことが転機となりました。同門の吉本ひかる(よしもと ひかる)選手と共に指導を受け、サポートを受けています。
4. スタッツの向上
2日間のフェアウェイキープ率は1位の89.3%(25/28)。初日は66.7%だったパーオン率も、この日は88.9%(16/18)にアップしました。3日目は荒天の予報が出ており、「長い2日間になるかもしれないが、しっかり集中したい」と西村選手は意気込みを語りました。現在のポイントランキングは69位で、最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」に出場できる同60位までの圏外にいますが、目標に向かって着実に前進しています。久しぶりの師弟タッグで、上昇気流を描き始めた24歳の彼女の口調は、さらに滑らかになってきました。
