JLPGA最終プロテストに向けた松原柊亜(しゅあ)の挑戦
序章:最終プロテストへの道
28日に行われるJLPGA最終プロテストが近づく中、高校3年生の松原柊亜(しゅあ)は調子を上げ、プロテストに挑む準備を整えています。彼女は昨年「日本ジュニア」で5位に入り、トップジュニアとしての実績を重ねてきました。9月の2次予選を16位で通過し、その後も好調を維持しています。
第1章:スイング改善のきっかけ
松原の好調の背景には、YouTubeで得たヒントがありました。彼女はプロゴルファー河本結(かわもとゆい)のルーティンを参考にし、「理想のスイングにはまだ遠いですが、取り入れることでショットが安定しました」と語ります。彼女の努力は確実に成果を生み、最終プロテストへの期待が高まります。
第2章:大洗ゴルフ倶楽部での練習
松原は2次予選通過後の約2カ月間で、舞台となる大洗ゴルフ倶楽部を10回以上訪れ、徹底的に練習を行いました。最初はコースの特性が分からずスコアが「78」だったものの、練習を重ねるうちに「60台のスコアも出るようになり、何度も通って良かったと感じています」と話します。コースの理解が深まると同時に、自身の調子も上がり、好スコアにつながりました。
第3章:ルーティンの改善と効果
松原がショットの安定性を向上させたポイントは、アドレスに入るまでのルーティンにありました。彼女は、右手を一度クラブから離し、肘をしっかり下に向けてから再びクラブを握るという手法を取り入れました。このルーティンは河本結がYouTubeで紹介しており、松原も2週間ほど前に試したところ、ショットが安定したといいます。「憧れの河本さんとは面識がありませんが、YouTubeを通じて最高のアドバイスをもらいました」と感謝の気持ちを述べています。
第4章:予選突破の軌跡
1次予選では初日の「74」で51位スタートでしたが、最終的には37位で通過。2次予選では初日2位の好スタートから16位で通過しました。「1次予選は初日のスコアに焦り、最終日もプレッシャーが大きかったですが、2次予選は初日が良かったので比較的リラックスして回れました」と振り返ります。松原は初日の大切さを痛感し、4日間イーブンパーを目指すために初日に良いスコアを出すことを目標としています。
第5章:ライバルとの競争
今年の最終プロテストには、「日本女子アマ」を制した鳥居さくら(とりいさくら)や、ナショナルチームメンバーの藤本愛菜(ふじもとあいな)など、同学年の高校3年生が多く参加しています。「プロとして若いうちから活躍する選手が増えているので、私たちもできるだけ早くプロ入りしたいと友達と話しています」と語る松原。1学年下には強力な世代が控えており、来年のプロテストも厳しい戦いが予想されるため、今年の合格を目指しています。
終章:18歳の誕生日に向けて
松原の誕生日はプロテスト期間中の30日です。同じ年のライバルたちと共に合格し、18歳の誕生日を祝いたいという強い決意を胸に、最終プロテストに臨みます。
まとめ
松原柊亜の挑戦は、YouTubeでの学びや大洗ゴルフ倶楽部での地道な努力、そしてルーティンの改善を通じて成果を上げてきました。彼女はライバルたちとの競争を勝ち抜き、プロとして新たな一歩を踏み出すことを目指します。
