原辰徳（はらたつのり）氏、ファンケルクラシックで奮闘！6年ぶり国内シニアツアー参戦
第1章: 再び挑戦の舞台へ
2024年10月20日、裾野カンツリー倶楽部（静岡県）で行われた「ファンケルクラシック」の最終日。巨人（読売ジャイアンツ）の前監督、**原辰徳（はらたつのり）**氏が、6年ぶり3度目の国内シニアツアーに参戦しました。今大会では、ホストプレーヤーとして3日間の戦いに臨みましたが、最終日は1バーディ、5ボギー、2ダブルボギーのスコア「80」で回り、トータル27オーバーの75位でフィニッシュしました。
第2章: 天候との闘い、風との格闘
試合当日は朝から雨が降り、前日よりも10度以上気温が低下。寒さに耐えながらのプレーとなりました。原辰徳氏は「若い頃、様々な環境で野球をやっていたので、そこそこの根性はあります」と適応力を示しつつも、「風は技術が必要ですね」と風との格闘に苦しみました。
特に最終18番ホールでは、風を意識しすぎたためか、2打目がグリーン手前の池に入ってしまい、ダブルボギーとなりました。試合後、原氏は「計算がもう少し1+1のようにシンプルにできればよかったかな」と、自らのプレーを冷静に振り返りました。
第3章: 66歳での挑戦と体力の壁
原辰徳氏は1980年代から1990年代中盤にかけて巨人の四番打者として活躍し、6度のリーグ優勝、3度の日本シリーズ優勝に貢献したレジェンド。しかし、66歳という年齢に、体力面の不安は拭えませんでした。
「66歳。頑張りましたね」と、プロアマ戦を含めた4日間を完走した達成感を語りました。「いい経験ができました。技術面で課題も見つかりましたが、何より体力の重要さを痛感しました」と、技術向上の必要性を感じつつも、全体的な自信を得た様子でした。さらに、「プロの皆さんに迷惑をかけていないことを信じたいです（笑）」と、謙虚な一面も見せました。
第4章: 来年への意欲と観客への感謝
原辰徳氏は大会を主催する株式会社ファンケルに所属しており、「ファンケルクラシックは特別な大会」と感じている様子です。来年も出場したい気持ちがあると話し、「コンディションをしっかり整えて、元気であればぜひ参加したい」と来年への意欲を見せました。
また、初日から多くのギャラリーが原氏のプレーを見守り、球場で彼を応援していた野球ファンもゴルフ場に足を運んだと語ります。「ゴルフ場は野球とは違った雰囲気があり、ファンの皆さんも新しい体験をされたのではないでしょうか」と振り返り、ゴルフ観戦の魅力を伝えることに成功したと感じたようです。
第5章: ゴルフと野球の架け橋に
原辰徳氏の奮闘は、彼のファンのみならずゴルフファンにとっても新たな感動を与えたはずです。66歳のレジェンドが再び挑戦する姿に、多くの人が勇気をもらったことでしょう。来年もその姿をゴルフコースで見られることを期待せずにはいられません。