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【ゴルフ練習】むやみに数を打っても意味はない!打ちっぱなし

【ゴルフ練習】むやみに数を打っても意味はない!打ちっぱなし

打ちっぱなし利用者の平均的な球数は約120球

 ゴルフ練習場では、1人1人が自分のペースでショットの反復練習を行うことができます。ひたすら多くの球を打ったり、素振りを取り入れたり、友人にスイングの動画を撮ってもらって見返したりと、練習場の活用方法はさまざまあります。

「上達にはとにかく球数」という考えは薄れてきているようです 写真:AC
「上達にはとにかく球数」という考えは薄れてきているようです 写真:AC

 そんな練習場は通称「打ちっぱなし」とも呼ばれ、休日には打席がいっぱいになって待ち時間が出るなど、多くのゴルファーで賑わう場所となっています。料金形態は練習場によって異なり、「1球何円」という「ボール貸し」が一般的ですが、中には「1時間何円」という打ち放題の「時間貸し」を実施しているところもあります。

 時間貸しであれば、できる限り多くのボールを打とうと考えるでしょうが、ボール貸しの場合は、球数が増えるごとに料金が高くなります。どこまで球数を増やすべきか悩ましいところですが、練習場を利用しているゴルファーは、1回でどのくらいの球数を打っているのでしょう。

 全日本ゴルフ練習場連盟の会長を務め、東京都世田谷区の練習場「千歳ゴルフセンター」を経営する横山雅也氏は、以下のように話します。

「練習場には、さまざまなシステムが導入されていますので、打席ごとの球数を把握することが可能となりました。当練習場を利用しているお客様は、1回の利用で平均2カゴ半(110〜120球ほど)のボールを打っています。昔は“上達するにはトラック1杯分のボールを打て”なんて言葉もありましたが、現在ではむやみやたらに球数を打てば良いという考え方は薄れているように見えます」

1時間100球打つのがベストな練習量

1球ずつチェックポイントを確認しながら丁寧に打ちましょう 写真:AC
1球ずつチェックポイントを確認しながら丁寧に打ちましょう 写真:AC

では、練習場において、どれくらいの球数を、どれくらいの時間をかけて打つのがベストなのでしょう。クラフトマン兼レッスンプロの関浩太郎氏に聞いてみました。

「結論から言うと、100球を1時間かけて打つのがベストだと思います。私のスタジオでは50分間のレッスンを行っていますが、その時間内に打つ球数は人によってさまざまです。150〜200球をハイペースで打つ人もいれば、50球を1時間かけて打つ人もいます」

「3カ月後に上達しているのは間違いなく後者で、レッスンで指摘された部分を自分の中に落とし込み、素振りで確認しながら、じっくりボールを打ち込んでいくことが大切なのです。私がレッスンをしている時間も含めて50分間で50球打っているわけですから、1人で打ちっぱなしに行った場合に置き換えると、1時間で100球くらいが相当すると考えられます」

 関氏は、ただボールを打つだけではなく、意識的に素振りを行うことも大切だと話します。

「ダウンスイングはこうしたい、ヒザはこう使いたいなど、素振りでしっかりリハーサルをした上でボールを打つことが大切です。ただし、100%の力で思い切り振ってしまうと、スイング軌道や形など細かい部分の確認ができませんので、スローモーションで、できていない部分を意識しながら行うのがおすすめです」

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