有村智恵のクラブを長年支え続けるフィッター・梶山駿吾氏 フィッターの役割と"音"にこだわるヤマハならではのクラブ作り
2017年に有村智恵プロがヤマハとクラブ契約を結んで以来、彼女のクラブを支えてきたのがヤマハRMXブランドディレクターの梶山駿吾氏です。今回は、有村プロとの対談を通じて、トッププロを支えるフィッターの役割について深掘りしていきます。
有村プロと梶山氏の関係
有村プロがヤマハと契約したのは2017年。当時、梶山氏はプロ担当として、ツアー現場でクラブの調整を行っていました。その後、梶山氏はクラブの開発も担当するようになり、有村プロのクラブを一から作り上げる役割を担っています。
ゴルフクラブに対する要望
有村プロは特に技を駆使するタイプのゴルファーで、自分の感覚をクラブで体現することを重視しています。彼女はヤマハに対して「思い通りに打てて、なおかつ飛ぶクラブがいい」という要望を出し続けており、梶山氏はその要望に応えるために尽力しています。
男女プロの違い
梶山氏によると、男子プロは数値的な要求をする傾向が強いのに対し、女子プロは感覚的な要求をすることが多いそうです。有村プロはその両方の要素を持ち合わせており、具体的な数値と感覚の両方でクラブの調整を行っています。
クラブ選びのプロセス
有村プロは、クラブを試す際に先入観を持たずに打つことが重要だと感じています。梶山氏は、有村プロの反応を見ながらクラブの調整を行い、最適なクラブを提供しています。
ヤマハならではのこだわり
有村プロは、ヤマハの音楽事業に由来する「打音」にもこだわりを持っています。打音と打感は密接に関連しており、ヤマハのクラブはその点でも高く評価されています。
このように、有村プロと梶山氏の協力関係は、トッププロのパフォーマンスを支える重要な要素となっています。