日本女子オープン2日目の戦い – 原英莉花(ハラ・エリカ)の決勝進出
2024年9月27日 大利根カントリークラブ 西コース(茨城県)
1. 原英莉花、苦戦しながらも決勝ラウンド進出
前日のラウンドを2アンダーで11位と好位置につけていた前年優勝者の原英莉花(ハラ・エリカ)は、日本女子オープン2日目で2バーディ・2ボギーの「72」と、スコアを伸ばせなかった。しかし、それでも12位タイで予選通過し、決勝ラウンドへ進出した。
原選手は、「10メートルくらいのパットが続き、距離感が全然合わなかった。昨日よりもグリーンスピードが速く、パーパットも毎回2メートルほど残ってしまい、非常に疲れました」と振り返った。彼女は、グリーン上での苦戦が大きく響いたと語っている。
2. パットに苦戦するも、ボギーを最小限に抑える
この日、原選手は何度もパーセーブに挑戦し、厳しい状況の中で何とかボギーを2つに抑えるプレーを見せた。難しいホールが続く中、冷静に対処し、スコアを大崩れさせなかったのは彼女の実力の証だ。
特に注目すべきは、難関の17番ホール。原選手はティショットをフェアウェイに見事に置いたものの、グリーン上のパットでボギーを喫し、大きくヒザを曲げて悔しがった。この悔しさこそ、彼女の競技に対する真剣さを物語っている。
3. 決勝ラウンドへの展望
原選手はショットに関しては引き続き自信を持っており、「今のところ気持ち悪さもなく、決勝でしっかり戦える」と前向きな姿勢を見せている。しかし、グリーン上でのパフォーマンスに悔いが残ることを明かしつつも、決勝ラウンドに向けた準備は万全のようだ。
4. 首位との差は6打、連覇の望みはつながる
2日目を終えて、原選手と首位との差は6打。厳しい状況ではあるものの、残り2日間で逆転のチャンスは十分に残されている。開幕前には「得意の2サム」でのプレーを予告しており、あすからのペアプレーに向けて意気込みを語った。「明日が最も重要な一日になると思います。頑張ります」と、決意を新たにしている。
5. 結論 – 残り2日で逆転を狙う
原英莉花選手は、まだ優勝の望みを捨てていない。グリーン上での課題を克服し、残り2日でどれだけスコアを伸ばせるかが鍵となる。彼女が日曜日の最終ホールで再び優勝カップを手にする姿に期待がかかる。
