ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン：安田祐香（やすだ ゆうか）がツアー初優勝！
最終日、宮城県・利府ゴルフ倶楽部にて大歓声が響く
＜最終日◇22日◇利府ゴルフ倶楽部（宮城県）◇6638ヤード・パー72＞
女子ゴルフ界に輝きを放つ“プラチナ世代”の一角、安田祐香（やすだ ゆうか）がついにツアー初優勝を果たしました。27ホールの短期決戦となったこの大会で、彼女はトータル9アンダーを記録し、待望の初栄冠に輝きました。
雨中のティオフと激戦の展開
最終日、激しい雨の中でティオフを迎えた安田祐香は、後続に1打差をつけてスタートしました。プレッシャーのかかる状況でも冷静さを保ち、11番パー3では見事なバーディを奪い、13番でもスコアを伸ばして2位との差を一時3打に広げる快進撃を見せました。
しかし、15番パー3での一時中断後、ボギーを喫し一瞬の緊張感が走りました。しかし、その後の16番パー4では、ピンそば50センチの絶妙なショットを見せ、続く17番でもバーディを奪取。4打差で迎えた最終18番パー5では、ボギーとなったものの優勝を決定づけ、観客からの大歓声に応えました。
涙の優勝インタビュー
「本当にうれしいです。これまで何度も優勝争いをしましたが、なかなか勝てませんでした」。優勝インタビューの場で、安田祐香は大粒の涙を流しながら、喜びをかみしめました。
「大きな声援をいただき、たくさんの方々に支えていただきました。恩返しができて、本当にうれしいです」。プロ5年目にして、ついに初のタイトルを手にした彼女は、“うれしい”という言葉を何度も繰り返し、心からの感謝と歓喜の気持ちを伝えました。
今後の目標とファンへの感謝
「プロになってからなかなかいい成績が残せませんでしたが、ずっと応援していただき、本当にありがとうございます。これからビッグトーナメントが最終戦まで続きますので、いい戦いができるように頑張ります」。安田祐香は、優勝インタビューでファンへの感謝を伝えつつ、今後のさらなる飛躍を誓いました。
同世代のライバルたちとの競争
安田祐香と同世代には、米ツアーで活躍中の古江彩佳（ふるえ あやか）、西村優菜（にしむら ゆうな）、吉田優利（よしだ ゆうり）といった名選手たちがいます。彼女たちは、すでに日本で複数回の優勝を飾り、海外へと羽ばたいています。
23歳の安田祐香も、このツアー優勝をきっかけに、彼女たちの背中を追いかけ、さらなる飛躍を遂げることでしょう。これからの彼女の活躍に目が離せません。