住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 最終日◇9月15日◇新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)◇6560ヤード・パー72
国内女子ツアーの最終ラウンドが行われ、首位との差を逆転する劇的な展開となりました。岩井明愛(いわい・あきえ)は、8バーディ・ボギーなしの「64」をマークし、トータル16アンダーで今季3勝目、通算6勝目を挙げました。さらに大会連覇という偉業を達成しました。
岩井明愛、驚異の逆転劇で大会連覇
岩井明愛は、首位と4打差という難しい状況でスタートしましたが、前半からアクセル全開で攻めのゴルフを展開しました。いきなりの3連続バーディで一気に勢いに乗り、その後も5番ホールと8番ホールでスコアを伸ばし、前半を「31」で折り返しました。これにより、首位の山下美夢有(やました・みゆう)にわずか1打差まで迫り、逆転への足掛かりを作りました。
後半に入ってからも、岩井と山下の一進一退の攻防が続きましたが、勝負の分かれ目となったのは17番ホール。岩井はここで貴重なバーディを奪い、単独トップに浮上。最終18番ホールをパーで締め、見事な逆転優勝を果たしました。これにより、1993年と1994年の大会を連覇した服部道子(はっとり・みちこ)以来、30年ぶりの大会連覇達成となりました。
山下美夢有、またも優勝に届かず
山下美夢有はトータル15アンダーで2位となり、今季初優勝は再びお預けとなりました。安定したプレーを続けたものの、後半で岩井との激戦に敗れ、惜しくも優勝を逃しました。
天本ハルカ、3位入賞の健闘
トータル11アンダーで3位に入ったのは、天本ハルカ(あまもと・はるか)です。彼女も安定したプレーで上位に食い込み、次回以降の大会でのさらなる飛躍が期待されます。
小祝さくら、トータル10アンダーで4位
小祝さくら(こいわい・さくら)は、トータル10アンダーで4位に入賞しました。彼女も今季の活躍が注目される選手であり、次の試合での巻き返しに期待が集まります。
その他の注目選手たち
竹田麗央(たけだ・れお)は、トータル5アンダーで17位タイに入りました。さらに、米国女子ツアーを主戦場とする古江彩佳(ふるえ・あやか)も同じく17位タイでフィニッシュしました。
また、古江と同じく米ツアーを主戦場とする稲見萌寧(いなみ・もね)と西村優菜(にしむら・ゆな)は、トータル2アンダーで40位タイとなり、3日間を終えました。
まとめ
住友生命Vitalityレディス 東海クラシック最終日では、激しいバトルが繰り広げられ、岩井明愛が見事な逆転勝利で大会連覇を達成しました。彼女の圧巻のプレーは、多くのファンを魅了し、今後の活躍にも大きな期待が寄せられています。一方で、山下美夢有や天本ハルカ、小祝さくらといった選手たちも健闘し、今後のツアーでも目が離せない展開が続くでしょう。
