女子ゴルフ・山下美夢有、コンディション良好も「スイングがちょっと…」1カ月半ぶりの日本復帰戦に「しっかり結果を出したい」

　9月5日から4日間、沖縄県名護市のかねひで喜瀬カントリークラブで、国内女子ツアーの今季メジャー第2戦「ソニー日本女子プロ選手権」が開催されます。賞金総額は2億円、優勝賞金は3600万円です。女子メジャーが沖縄で開催されるのは今回が初めてです。

　3日は指定練習日で、多くの出場選手が練習ラウンドを行いました。パリ五輪で4位に入賞した山下美夢有選手（23歳、加賀電子所属）もその一人です。山下選手は7月末の「大東建託・いい部屋ネットレディス」で2位となった後、日本ツアーを離れ、パリ五輪やAIG全英女子オープンなどのビッグタイトルに挑戦していました。今回が1カ月半ぶりの日本復帰戦となります。

　山下選手は「充実した1カ月だった。海外での時間は楽しかったです」と振り返り、帰国後は十分な休養を取ったことで「コンディションはいい」とのことです。しかし、「スイングが今求めているものとはちょっと違う」とも感じているようです。それでも「しっかり結果を出したい。それしか考えていない。頑張りたい」と意気込みを見せています。

　また、前週に弟の勝将選手（近畿大学4年）が男子プロテストでトップ合格を果たしたことも、山下選手のモチベーションを高めています。「次が大事になってくると思うけど、いい刺激をもらっている。お祝いに洋服をプレゼントしました」と語りました。

　山下選手は、22年のワールドレディスサロンパス杯、22年と23年のツアー選手権リコー杯に続く国内メジャー3冠、4勝目を目指しています。「毎日コツコツ続けることが自信にもなってくると思う」と、4日間の好プレーを誓いました。