1. 須藤弥勒のこれまでの歩み:海外での華々しい実績
幼少期からその非凡な才能で注目を集めてきた須藤弥勒(すとう・みろく)が、ついにニトリレディスでJLPGAツアーデビューを果たします。8月6日に13歳の誕生日を迎え、JLPGAの年齢規定をクリア。彼女は2017年と2018年に世界ジュニア選手権(6歳以下女子の部)で連覇するなど、海外で数々のジュニアタイトルを獲得してきた天才少女です。日本国内でもその実力を証明する時がやってきました。
2. 国内ジュニア大会への未出場とその理由
これまで、須藤選手は主に海外のジュニア大会に注力してきたため、国内のジュニア大会にはほとんど出場していませんでした。最近2年間は、「特に理由はないんですけど、連続で毎年、予選など多くの試合に出ていたので、一回休んだらという感じで」と本人は語り、海外の試合にもあまり出場していませんでした。
3. 初のレギュラーツアー挑戦とその目標
久しぶりの試合が、いきなりのレギュラーツアーデビュー戦ということで、その結果は未知数です。須藤選手自身も「この大会を諦めているわけではないんですけど、今週は試合勘を戻すというのもありますし、来週の『ゴルフ5レディス』が本番だと思っているので、今週だけで評価しないでほしいと思います」と、慎重ながらも前向きな姿勢を見せています。
4. 桂ゴルフ倶楽部での準備と練習
今大会の会場である桂ゴルフ倶楽部には、先月から何度も足を運び、練習ラウンドを行ってきました。今週に入ってからも「10回ぐらい回りました」と語る彼女は、自宅の車庫を改造した室内練習場で飛距離を伸ばす努力を重ねてきました。しかし、6651ヤード、パー72というセッティングは13歳の彼女にとって非常に厳しいものです。特に、558ヤードの7番パー5など、距離的にパーオンが難しいホールがいくつかあります。
5. 不動裕理(ふどう・ゆうり)からの貴重なアドバイス
今週月曜日には、レジェンドである不動裕理(ふどう・ゆうり)選手との練習ラウンドが実現しました。「アドバイスをたくさんいただきました。『どういう選手が怖いですか?』と聞いたら、『怖いと思った時点で負けてるんだよ』って言われて、やっぱりすごいなと思いました」と、須藤選手は語り、不動選手から多くを学んだ様子です。
6. 飛距離の差をどうカバーするかがカギ
須藤選手が注目してほしいのは、他の選手との飛距離の差です。「20~30ヤード、時には40~50ヤード置いていかれるので、そこからどれだけカバーできるか見てほしいです」と語る彼女にとって、今大会は長いキャリアの第一歩に過ぎません。しかし、その一歩が大きな注目を集めるのも確かです。
須藤弥勒(すとう・みろく)選手のツアーデビュー戦となるニトリレディス2024は、彼女の未来を占う重要な試合です。今後の活躍に大いに期待が寄せられています。