16歳の松山茉生がPGAツアー級の驚異的なスイングを披露!

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16歳の松山茉生がPGAツアー級の驚異的なスイングを披露!

松山茉生:規格外のゴルフ選手

 日本ジュニアゴルフ選手権が台風7号の影響で36ホール競技に短縮され、8アンダー単独首位で第2ラウンドを迎えた「日本アマ」チャンピオン、松山茉生(まつやま・まお/福井工大福井高1年)は3オーバーの「73」で終えました。優勝した西山陽斗(四国学院大香川西高2年)に3打差の通算5アンダーで、5位に入りました。

 松山は高校1年生ながら、存在感たっぷりでした。体の大きさ(182cm/88kg)はもちろんのこと、振るスピード感、インパクトの圧力、どれをとっても規格外です。特に驚いたのはPGAツアークラスの破壊的なインパクト音。アイアンでもスピンでめくれるような高いボールでグリーンをとらえ、同組で回った久常正樹(久常涼の弟)の父親は「あんなに飛ぶ子は今まで見たことない」と目を丸くしていました。

 日本アマ最年少覇者(当時15歳344日)を取材した筆者も、すでに人を引き付けるオーラを持った選手と感じました。このような規格外な選手は、どのようにして生まれるのでしょうか?

 松山は小学生の頃から飛び始めていたそうです。兄(怜生さん。福井工大ゴルフ部1年生)と一緒にゴルフを始めた際、「負けたくない」という思いで飛ばしに命を燃やしていたとのこと。年齢を重ねるごとにヘッドスピードは上がり、現在は平均56m/s、ボールスピードはマックス86m/sに達しています。その数値はまさにPGAツアーの飛ばし屋クラスです。

 松山のスイングを分析した目澤秀憲コーチは、「初めて力(河本力)を見た時と同じぐらいの衝撃でした。特にフルショットに関してはかなり上質。この年代であれだけ飛ばせて、しっかりとしたスイングができているのは末恐ろしい限りです。朝の練習場で見て、ヘッドがマットに擦れる音がとにかく長かった。つまりそれだけインパクトゾーンが長いということ。ヘッドの入りが鋭角過ぎず低く長いインパクトを作れています。これってよっぽど体が強くないとできないですよ」と語っています。

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