「兵役免除を逃したから」は海外メディアの歪曲報道!? パリ五輪で韓国のトム・キムが流した涙の理由
パリ五輪の男子ゴルフ競技において、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーが金メダル、トミー・フリートウッドが銀、松山英樹が銅で日本男子初のメダルを獲得しました。一方、韓国のトム・キムは8位に終わり、競技人生で初めて涙を流しました。海外メディアでは、彼の涙の理由について「兵役免除にならなかったから」と報じるものがありますが、その真相は複雑です。
トム・キムはホールアウト直後に涙を流し、今年のストレスと負担が相当なものであったことを語りました。彼はゴルフを始めてから大会後に初めて涙を流したといい、「五輪というものが何なのか」を理解した瞬間であったと述べています。一方で、海外メディアは彼の涙を兵役免除に結びつけて報じていますが、これは歪曲された解釈である可能性があります。
韓国男子アスリートが兵役免除を受けるためには、アジア大会で金メダル、五輪でメダルを獲得する必要があります。トム・キムは「自分自身のためにメダルを取りたかった」というよりも、韓国男子ゴルフが五輪でメダルを獲得したことがないため、国を代表するストレスと負担を感じていたと説明しています。彼は次回のロサンゼルス五輪に向けて準備し、韓国が金メダルを獲得する姿を見せたいと意気込んでいます。