笹生優花はワースト“82” ロサンゼルスで3度目五輪へ「出られるなら…」
パリ五輪女子ゴルフ最終日、笹生優花選手はキャリアワーストのスコア「82」を叩き、通算17オーバーで54位に終わりました。彼女はフィリピン代表として出場し、2021年の東京大会に続く2度目のオリンピック出場でした。
スタートホールの1番では3日連続でボギーを叩いていたものの、勢いに乗れませんでした。最初のトラブルは5番ホールで、右ラフからのセカンドショットが左手前のガードバンカーに落ち、ピンまで40yd近い距離のバンカーショットは奥のラフまで飛んでしまいました。4打目のアプローチもミスして、目の前のカップに乗せることができず、5オン1パットのダブルボギーを叩いてしまいました。
バックナインでは15番と18番(パー5)で池につかまり、さらに2つのダブルボギーを記録しました。ハーフのスコアは「43」で、6月の全米女子オープンで見せた持ち前の爆発力はパリで影を潜めてしまいました。
彼女にとって初めてのオリンピックであり、コロナ禍の3年前は無観客開催でした。笹生選手は「コロナの中でもオリンピックを開催してくれたことに感謝しないといけないですし、(パリでは)お客さんがたくさん来てくれたこともありがたいです。私だけでなく、他の選手も喜んでいると思います」と語っています。
オリンピックならではの雰囲気を存分に味わった彼女は、メダル争いに絡めれば最高だったでしょう。まだ23歳と若く、4年後のロサンゼルス五輪でも日本代表のエースとして活躍することを期待しています。「もちろん、(ロス五輪に)出場できれば出たいです。自分だけでなく、若い選手たちもどんどん出てきて、素晴らしい経験を積んでほしいですね」と彼女は語っています。