「週刊ゴルフダイジェスト」2024年8月6日号では、アルペン・ゴルフ5、二木ゴルフ、ヴィクトリアゴルフ、つるやゴルフの大手量販店4社の売れ筋クラブと、ゴルフダイジェスト社が信頼を置くクラブのスペシャリストたちの評価を基準に、2024年上半期の「ヒットクラブ」を紹介しています。さらに、12月に発表される「2024ゴルフダイジェストアワード」の「ドライバー・オブ・ザ・イヤー」と「アイアン・オブ・ザ・イヤー」の候補も含まれているかもしれません！
アイアン編：アイアンの役割と最適なロフト角
アイアンはゴルフクラブの中でも特に重要な役割を果たします。最近のアイアンは高反発系フェースが多く、インパクトでの弾き感が強く、打感が硬すぎるものもあります。しかし、キャリーが出てもグリーンで球が止まりにくいことがあります。
専門家の松尾好員氏によれば、アイアンの性能を考えると、狙ったところにボールを落とすことが最も大切です。そのため、7番アイアンのロフト角は32〜34度が望ましいとされています。確かにこのロフト角だと、飛距離は人によっては120ヤードくらいしか出ないかもしれませんが、しっかりとグリーンにボールを止めることができます。
ロフト角が立てば立つほどボールは上がらなくなり、上がらなければ落下角が得られません。アイアンはボールを止めるためのクラブであるため、落下角が最も重要です。
量販店では飛距離の出るストロングロフトのアイアンが人気ですが、アイアンの役割を再考してみることも大切です。
以下は売れ筋と注目のアイアンです。
ダンロップ ゼクシオ13
薄肉高強度のチタンフェースと中空キャビティ構造を採用。
低重心4ピースチタンフェース設計で飛距離性能を向上。
丸みのあるトップブレードとややグースネックのイメージ。
テーラーメイド Qi
番手別に最適化したフェースデザインと貫通型スピードポケットを統合的に考えたヘッド設計。
直進性と弾道の高さを追求。
キャロウェイ パラダイム Aiスモーク
中空構造を採用して飛距離性能を向上。
やさしさとマッスルバックの外観を兼ね備え