古江彩佳、アムンディ・エビアン選手権でメジャー初優勝
プロローグ
フランスのエビアンリゾートGCで開催されたアムンディ・エビアン選手権の最終日、古江彩佳(ふるえ あやか)がメジャー初優勝を果たしました。彼女の「大好き」というラッキーカラーのピンクに染まる会場で、3メートルのウイニングパットを沈めると、右手を高く上げ、一瞬の微笑みと共に涙が溢れ出しました。
古江彩佳のメジャー初優勝までの道のり
前半のプレー
古江選手は、名物ホール2番パー3でピン2メートルにバーディパットを成功させ、続く3番パー4でもバーディを奪いました。しかし、4番パー4で3パットのボギーとなるも、9番パー5で取り返しました。
中盤の挑戦
中盤の苦しい時間には、キャディのマイク・スコット氏のアドバイスが古江選手を落ち着かせました。「気持ちをキープして続けるだけ」という言葉と、スターウォーズの名言「May the force be with you」が彼女の支えとなりました。
後半の劇的な展開
栄冠への道
後半は12番でスコアを落としましたが、14番パー3で10メートルのパットを沈めて3位タイに浮上しました。続く15番でも15メートルのパットを決め、16番で2メートルのバーディを成功させ、首位グループに追いつきました。
最終ホールのドラマ
最終18番ホールでは、ドライバーショットがフェアウェイ中央にキャリーし、残り175ヤードの位置に。6番アイアンでのショットが成功し、グリーン上3メートルにボールを止めました。このホールでイーグルパットを決めると、右手を高く上げ、感情を爆発させました。
メジャー初優勝の喜びと涙
古江選手は、2021年の同大会で4位に終わり、今回のメジャー初優勝は彼女にとって大きな自信となりました。表彰式後のインタビューでは、苦しい期間を乗り越えた喜びの涙を流し、「本当にうれしい」と語りました。
次なる挑戦
大会終了後、古江選手は日本に一時帰国し、8月15日開幕のスコティッシュ女子オープンに参加予定です。新たに誕生したメジャー女王として、さらなる活躍が期待されます。