LIVゴルフと全米オープン開催コースが交渉開始へ 人気パブリックも高額収入には勝てない!?
LIVゴルフは、2015年に「全米オープン」を開催したチェンバーズ・ベイと交渉を開始しているそうです。このコースは米ワシントン州シアトル郊外、タコマに位置し、2007年に開場しました。すぐに全米パブリックのニューベストコースに選出され、全米ゴルフ協会(USGA)との関係も深いです。10年には「全米アマ」が開催され、5年後には全米オープンが行われ、ジョーダン・スピース(米国)がダスティン・ジョンソン(米国)とルイ・ウーストハウゼン(南アフリカ)を1打差で抑えて勝利しました。
チェンバーズ・ベイは実は全米オープン開催を招致するために作られたリンクス風のパブリックコースで、パブリックコースでの開催がトレンドでもあったため、オープンから8年後に開催されました。しかし、ギャラリー観戦がしにくく、フェアウェイが広すぎるなどと酷評されました。現在の全米オープン開催リストにはチェンバーズ・ベイの名前はありませんが、LIVゴルフが開催されればさらに有名になるかもしれません。
地元紙のタコマ・ニューストリビュートによると、チェンバーズ・ベイがあるワシントン州ピアース郡の行政担当者によれば、LIVゴルフのマーケティングを務める会社がアプローチをしており、ピアース郡はこれを認めているそうです。LIVゴルフは政治的、ゴルフ界的に問題はあるものの、54ホールの大会を開催すれば500万ドル(約8億円)のグッズや売店の売り上げが見込めるため、大きな魅力があるとのことです。ちなみにこのチェンバーズ・ベイは22年の「全米女子アマ」も開催され、馬場咲希が優勝したコースでもあります。