これからの活躍に期待しています!
資生堂レディスオープン最終日:原英莉花の自己最高フィニッシュ
概要
資生堂レディスオープンの最終日(30日)、戸塚カントリー倶楽部西コース(神奈川県)にて開催された試合で、**原英莉花(はら えりか)**選手が見事なプレーを披露しました。4バーディ・1ボギーの「69」でラウンドし、トータル8アンダーの単独3位という今季自己最高のフィニッシュを達成しました。
ティショットの課題とロングパットの成功
原選手は「今日のティショットは荒れていてチャンスをなかなか作れなかった」と振り返りながらも、9番ホールで決めたロングパットについて、「アプローチもせずに踏ん張れたので、自分の中では“合格”をあげたい」とコメントしました。
22メートルのロングパット
前半は4番ホールでバーディを先行させ、9番ホールでは22メートルのロングパットを決めてスコアを伸ばしました。このロングパットが決まった瞬間、ギャラリーからの歓声がクラブハウスまで響き渡り、原選手も驚いた様子でした。「たくさんのファンがいるところでパットが入ってくれてすごく良かった」と地元大会での嬉しい経験を語りました。
天候とプレーの戦略
最終日は雨が降り、風も強くなる中でのプレーとなりました。風速7.3m/sのタフなコンディションの中、「とりあえずボギーを打たずに伸ばせるとき伸ばそう」という意識でプレーを続けました。「優勝を意識してっていう気持ちではなかった」と語る原選手は、目の前の一打に集中することができました。
今季自己最高フィニッシュと今後への意気込み
原選手は最終的に3位に食い込み、昨年の「日本女子オープン」以来となるツアー6勝目には届きませんでしたが、「けっこう耐えたプレーだったので、きょうは次につながるプレーとして前向きに考えたい」と前向きなコメントを残しました。今季の開幕から自身のゴルフに悩んでいた原選手ですが、徐々に復調の兆しが見えてきていると感じています。
アイアンショットとパッティングの向上
今週の練習日に微調整を行ったアイアンが馴染んできたことや、距離感が安定してきていることも手応えとして得られました。「アイアンショットがすごくセカンドで狙っていきやすい」と語り、パッティング面でも「引き出しが増えてきた気がする」と、課題が少しずつ解消されてきていることを実感しています。
ボギーを減らすゴルフ
原選手は常にボギーを少なくするゴルフを心がけています。今週の3日間のリーダーボードでは、54ホール中1つだけの“△”でした。「ボギーが少なくあがれたのはすごくよかったですし、自分の調子も上がってきている証拠だと思う」と語り、調子の上昇を実感しています。
今後の展望
国内女子ツアーは18試合を終え、中盤戦に差し掛かりました。これでメルセデス・ランキングも29位まで上昇し、ここから逆襲が始まると期待されます。「ここから調子を上げていけるように頑張りたい」と意気込む原選手の今後の活躍に注目です。