21歳桑木志帆、悲願の初V「忘れ物を取りに来た」 1年前POで惜敗&号泣、今度は嬉し涙「頭が真っ白」
資生堂レディスオープン 最終日
最終日には、桑木志帆選手が1打差で2位からスタートし、4バーディーと1ボギーの69で回り、通算11アンダーで初優勝を果たしました。28日の降雨により、54ホールの短縮競技で決着がつきました。首位で出た堀琴音選手は3バーディーと3ボギーで通算9アンダーの2位となりました。
桑木と堀は最終日に激しい競り合いを繰り広げ、5番ホールで桑木がフックラインを読み切り、長いバーディーパットを沈めて堀に並びました。しかし、16番ホールで桑木がピンまで約1メートルにつける好ショットからバーディーを決め、最終18番はパーでウイニングパットを決めました。嬉し涙を流しながら、キャディーや同期の岩井姉妹とハグを交わしました。
21歳の桑木は、2021年6月のプロテストに合格し、昨年は2位に2度入り、今季もトップ10入り7度を記録していましたが、優勝には届いていませんでした。昨年の資生堂レディスオープンでは、首位で最終日を迎えながらもプレーオフで敗れ、初優勝を逃し、大号泣していました。しかし、今年は悔しい思い出の地を喜び溢れる場所に変えて見せました。
優勝スピーチで桑木は、「初優勝したという実感があまりなく、頭が真っ白ですが、まずは去年の忘れ物を取りに来たということで、取りに来られて本当に良かったと思います」とコメント。家族らのサポートに感謝の言葉を述べ、「初優勝まですごく長く感じましたが、2勝、3勝と勝利を重ねていけるように一生懸命頑張りますので、温かい応援をよろしくお願いします」と語りました。
素晴らしい試合でした!
