KPMG全米女子プロゴルフ選手権 3日目のハイライト

渋野日向子（しぶのひなこ）の健闘

日時・場所
3日目◇6月22日◇サハリーCC（米ワシントン州）◇6731ヤード・パー72

渋野日向子（しぶのひなこ）は、フェアウェイからグリーンを大きくショートし、ボギー発進で始まりました。しかし、最終的には5位タイと上位に踏みとどまりました。WOWOWのインタビューで渋野選手は、「ドタバタしてしまったけど、戻ってきてよかった」と一日を振り返りました。

1番でボギー、3番、4番でも連続ボギーを記録し、一気に3つスコアを落としました。「緊張感はあったなって感じる最初の4ホールだった」と振り返ります。ムービングデーのスタートは肝を冷やすものでしたが、そこから好調さを取り戻していきました。

5番のパー3では、池の奥に切られた右奥ピンを果敢に攻めてバーディを奪取しました。「攻めすぎた（笑）」とコメントしながらも、力ずくで流れを引き戻しました。難易度の高い8番をボギーとし、前半を3オーバーで終えましたが、後半も攻めの姿勢を崩しませんでした。

11番パー5では2オンに成功し、楽々とバーディを奪いました。さらに、15番では2メートルのパットを流し込んでバーディを追加しました。

「諦めずプレーできたと思います」と語った渋野選手。16番では8メートルのパーパットをねじ込み、「ボギーになっても仕方ないなとは思っていたんですけど、入ってくれて良かった」と喜びを見せました。

現在、首位とは4打差のトータル3アンダーで5位タイ。2打差の3位から後退しましたが、メジャー2勝目はまだ射程内です。「耐えながらも伸ばさないといけないと思うので、しっかり諦めず最後まで頑張りたい」と力強く優勝への意欲を示しました。

渋野日向子選手の3日目のプレーは、厳しい状況からの復活劇でした。最後まで諦めず、攻めの姿勢を貫く彼女の姿勢が、多くのゴルフファンに感動を与えました。今後の彼女の活躍から目が離せません。