パターもリシャフト時代? 「スチール×カーボン」シャフトがじわり人気
「スタビリティシャフト」は、パッティングのパフォーマンスを向上させるために、高弾性炭素繊維やアルミインサートなどの最新の素材と技術を採用したゴルフパター専用シャフトです。このシャフトは、スチール製シャフトと比較して、トルク低減と剛性強化により不要な「しなり」や「ねじれ」を低減し、不安定な挙動をなくします。具体的には、インパクト時のフェーススクエアや打ち出し角を低く安定させ、距離コントロール性を改善することが特徴です。
「スタビリティシャフト」は、女子ツアーでも注目されており、穴井詩選手は「スタビリティツアーブラック」(105g)を「2ボールブレード」に挿して使用しています。彼女は、スチールシャフトでは切り返しで若干遅れてくることがあるが、「スタビリティシャフト」を使うことで思った通りに打てると感じているそうです。特にロングパットの距離感に合っているとのことです1。
また、濱田茉優選手もオデッセイ「Ai-ONEトライビーム」のヘッドに「スタビリティツアーブラック」(105g)を挿しています。彼女は、このシャフトがよじれないため、ボールの転がりが良く、地を這うように進んでいくと感じているそうです。他にもエイミー・コガ選手やペ・ソンウ選手(韓国)もテスト中であり、今後も使用者が増えることが予想されています。
男子ツアーでも「スタビリティシャフト」を使用する選手が登場しています。宮里優作選手は「スタビリティツアーロング」(200g)をスコッティキャメロンの長尺パターに挿して使い始めました。このシャフトを使うことで、切り返しで変なたわみが起きず、しっかりとヒットできると宮里選手は語っています。特に右のミスがほぼ出ないため、動きがシンプルになったとのことです。
最近では、男子の海外メジャー「全米オープン」で優勝したブライソン・デシャンボー選手もカーボンシャフトを使用しており、パターシャフトの選択肢が広がっていることがわかります。パターのリシャフトが当たり前な時代に突入しているかもしれませんね。 そのうちカチャカチャ機能がついてくる日も来るかもしれませんね。
