竹田麗央強し！単独首位浮上で今季４勝目王手　同世代の飛ばし屋に対する対抗心明かす「負けたくないけど…」

　6月15日、袖ケ浦ＣＣ新袖Ｃで行われた女子ゴルフ・ニチレイ・レディースの第２日。３位から出た竹田麗央（２１）＝ヤマエグループＨＤ＝が５バーディー、２ボギーの６９をマークし、通算９アンダーで単独首位に浮上。今季４勝目へ王手をかけました。

　竹田選手は「前半はすごくチャンスについた」と出だしの１番から連続バーディー発進と好スタートを切り、リーダーボードのトップに躍り出ました。一転、後半は「ミスショットが続いた」と乱れ始めましたが、３６のパープレーで単独首位を維持。上々のラウンドに「８０点」と自己評価し、「明日も混戦なので、しっかりバーディーを取って自分のプレーに集中できたら」と最終日を見据えています。

　前週の宮里藍サントリー・レディースでは２日スタート前に背中痛で棄権した竹田選手ですが、今週は体調万全。初日の平均飛距離が全体１位で、飛ばしも健在です。

　現在、竹田選手の平均飛距離はツアー３位。この部門はパーオン率などを差し置いて最もこだわりが強く、ラウンドが終わる度に同部門の数字を確認しています。２００３年度生まれの同学年には神谷そら、小林夢果ら飛ばし屋が多い世代。ライバルには「一緒に回ったときは負けたくない」と負けん気が芽生えています。前週は韓国アマのキム・ミンソルとの“飛ばし屋対決”に火が付いて強振し過ぎただけに「けど、体が大事」と苦笑い。次週は海外メジャー・全米女子プロ選手権も控えており、ケガなく３日間を終えることが大事。そして「優勝してから（アメリカへ）行くのがいいと思うけど、そんな簡単にはいかないと思う。自分のベストを尽くせれば」とまずは目の前の一戦をしっかりと戦って、海を渡りたいと語っています。