これからの活躍にも期待しています!
吉本ひかるが今季初のV争い 3位で初メジャーの全英切符も獲得「うれしいです」
国内女子ツアーは全日程が終了した。吉本ひかるが3位に入り、全英の切符を手にした。
宮里藍 サントリーレディス 最終日: 吉本ひかるの躍進
2024年6月9日、兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部(6545ヤード・パー72)で行われた宮里藍 サントリーレディスの最終日。4位からスタートした吉本ひかるは、5バーディ・2ボギーの「69」で回り、トータル9アンダーで3位タイに入りました。今大会の上位2名には8月の「AIG女子オープン」(全英)出場資格が与えられますが、2位の山下美夢有は昨季メルセデス・ランキング1位で既に出場資格を有しており、3位には内田ことこも入りました。しかし、規定により世界ランキング上位の吉本に最後の1枠が与えられました。
吉本ひかるのコメントと意気込み
吉本ひかるは、「全英は想定外でした。出場権のことについては少しは知っていたけど、リーダーボードを見ていても正直わからなかった。入りたいなぁとは思っていたけど、(山下)美夢有ちゃんがいたし、スコアも伸ばしていたから。すごくうれしいです」と喜びを語りました。
最終日の戦い
首位と2打差から1年3カ月ぶりの優勝を狙った最終日、吉本はスコアを一つ伸ばして前半を折り返しました。後半の10番パー4でボギーを喫しましたが、「3日目までインで伸ばせなかった。きょうは絶対に伸ばそうと思った」と気合を入れ直し、11番パー3ですぐにバーディを取り返しました。13番では7メートルのパットを決め、15番パー4では2打目をピン手前1メートルに、17番パー5では残り85ヤードの3打目をピン手前30センチに寄せ、全英の出場権を手中に収めました。
全英女子オープンへの期待
今年の全英女子オープンはゴルフ発祥の地、セント・アンドリュースのオールドコースで11年ぶりに開催されます。吉本は、「正直言うと全英のことはよく分からないんです。でも、今年はセントアンドリュースなので、出たいと思っていました。リンクスですよね」と意欲を見せました。吉本はプロ7年目の昨年3月、「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」で涙の初優勝を果たし、今年はメジャー初挑戦が決定しました。
黄金世代の活躍
今大会では優勝した大里桃子を筆頭に、3位の吉本、6位の河本結、高橋彩華と、黄金世代の4人がトップ10入りを果たしました。全英女子オープンにはメルセデス・ランキング上位の資格で小祝さくらも出場し、米ツアー組の渋野日向子、畑岡奈紗も加わり、黄金世代が集結します。「今の自分のレベルがどのくらいなのかを知りたい。ネリー・コルダとか世界の人たちを見てみたいです」と吉本はわくわくしながら語り、世界の舞台で戦うことを誓いました。
この記事は吉本ひかるの活躍と、彼女が挑戦する全英女子オープンへの期待を記録しています。