『「女子プロと男性アマは飛距離が近いから参考になる」は過去の話… 自分のプレーに生かせるポイントはあるの？』

　「女子ツアープロは、ドライバーやアイアンの飛距離が一般的な男性アマチュアゴルファーと同じくらい」という言説は過去のものになってきたようですね。近年、女子ツアーはインターネット配信に積極的に取り組んでおり、男子ツアーと同様に視聴されています。

　ただし、男子ツアーを見ていると、ドライバーとアイアンの飛距離が驚くほど長く、アマチュアのゴルフとはまったく異なる競技になっていることが感じられます。PGAツアーを観察すると、300ヤードを超えるパー4をドライバーで1オンさせたり、アイアンの精度やアプローチの技術、パッティングの正確性を磨いていくことが求められているようです。

　一方、女子ツアーは以前は「ドライバーやアイアンの飛距離が男性アマチュアゴルファーと同じくらいなので、参考になる」と言われていましたが、現在はそのレベルを超越している選手が増えているようです。特に竹田麗央選手はドライビングディスタンスでトップの成績を収めており、一般的な男性アマチュアゴルファーよりも飛距離があります。ただし、ショットの精度はプロとアマチュアで大きく異なるため、参考になる部分とならない部分があることも理解しておくべきです。また、バーディーを狙うゴルフとパーを狙うゴルフのコースマネジメントもプロとアマチュアで異なります。プロは常にバーディーを取る方法を考えており、アマチュアはパーを積み重ねることを重視しています。