『飛距離アップに必要なのは「握力」と「手首」!? なぜ手元が大切なのか、斎藤大介トレーナーが解説』

・斎藤大介氏のプロフィール:
　柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を持ち、ヨガの国際資格RYT200も取得。
16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20〜22年は渋野日向子の専属トレーナーとして活動。
現在、国内外の選手をサポートしている。

・握力とゴルフの関係:
　ゴルフにおいてクラブと体が唯一つながる部分は手である。
握力が弱い選手は強く振れないことがわかっており、これはアマチュアにも当てはまる。
握力が強いほど、ラフやバンカーの抵抗に負けずに振れる。
プロは左手が強く、アマは右手が強い傾向があり、技術レベルの差に影響する。

・握力の重要性:
　握力は筋力の代表的な指標であり、体の健康状態を表す。
スポーツ庁の新体力テストでも握力テストが行われている。
握力は他の筋肉に比べて比較的ピークが長く、緩やかに衰えていく傾向がある。

・手首との関連:
　握力はひじから指まで伸びる前腕筋群が使われており、手首と連動している。
手首の角度はスウィングプレーンやフェースの向きに影響を及ぼす。
プロゴルファーのネリー・コルダも手首の使い方が上手く、正確なショットを生み出している。

・ネリー・コルダの実績:
　米女子メジャー・シェブロン選手権で5試合連続優勝を達成。
現在、パーオン率1位（76.54%）で、正確無比の実力を証明している。