今季低調なスタートを切ったソシエダだが、ラ・リーガ王者を迎えたこの試合では会心のパフォーマンスを披露。ボール保持率こそマドリーに負けていたものの、効果的な攻撃を繰り返してチャンスを量産した。だが3本のシュートがバーとポストに直撃し、久保のシュートもDFに当たってバーの上に外れるなど、肝心のゴールが奪えず。対してレアル・マドリーはFWヴィニシウス・ジュニオールとFWキリアン・エンバペがPKからゴールを決めて、苦しい試合を物にしている。
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ソシエダ、PK2発被弾でレアルに敗れる
「典型的な試合ですよね。シーズンの終盤に思い出すことになるのかもしれません。僕たちは良いプレーを見せました。チームにこれ以上何かを望むことはできないと思います。ただ、こちらがゴールを決め切れなければ、相手に決められてしまうんです」
久保はまた、勝負の分かれ目となったプレーを問われ、MFセルヒオ・ゴメスのハンドで1回目のPKを献上した場面を挙げた。
「点が入っていても良かったと思いますが、とにかく僕たちは良い形でハーフタイムを迎えました。後半開始直後もルカ(・スチッチ)が決定機を迎えて、僕たちはもっと前へ出て行きましたが、そこで相手のワンプレーから……。意図して手を出したわけではないですが、あれはハンドでしたし、それが試合の行方を決めた瞬間だったと思います」
ソシエダの今季成績は、これで1勝1分け3敗に。久保は勝ち点を積み重ねられていないことに危機感を覚えているようだ。
「個人的に唯一心配していることは、勝ち点を4しか獲得できていないことです。そのほかのことについては……僕たちは素晴らしいチームを相手に最大限のプレーを見せましたし、そのことを心に残したいと思います。勝ち点3を取り戻すことはできないですけどね」
