
ル・ノルマン&ミケル・メリーノの退団、そして開幕節ラージョ・バジェカーノ戦を低調なパフォーマンスによって1-2で落とすなど、悲しみと不安を感じさせるニュースが絶えないソシエダ。イマノル監督はこの昇格組エスパニョールとの一戦で、調子を上げるべく少しの変化を起こしている。
ソシエダ指揮官は久保をベンチスタートとして、新加入のU-23スペイン代表DFセルヒオ・ゴメスを右ウィングとして起用。中盤に右からスビメンディ、ブライス、トゥリエンテス、前線にS・ゴメス、オヤルサバル、ベッカーを並べている。久保のスタメン落ちはパリ五輪優勝選手のS・ゴメスを試すほか、28日(水)にラ・リーガ第3節アラベス戦を控えている状況も踏まえて決断したことだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ec3bf529eb61c327dd8cb284c2fd787beeb2dd4
久保建英が途中出場で今シーズン初ゴール
🇪🇸 ワールドクラスすぎる一撃 🎯💥#久保建英 が今季初ゴール!
逆エラシコで2枚をブチ抜き、左足を振り抜いてニア上ズドン…
途中出場の鬱憤晴らすスーパーショットで #レアル・ソシエダ が今季初勝利。
[PR] #ABEMAdeDAZN で生中継▶https://t.co/goHySA5m49pic.twitter.com/JhmJCQ2mhD
— GOAL Japan (@GoalJP_Official) August 24, 2024
試合はスコアレスのまま後半に突入。ソシエダは前半同様ボールを保持しながら先制点を目指すもゴールが遠く、反対にエスパニョールの速攻に苦しみ、彼らの決定力不足に助けられて何とか無失点を維持した。
イマノル監督は66分に選手交代を敢行。トゥリエンテス、ブライス・メンデス、オヤルサバルを下げて久保、オラサガスティ、サディクをピッチに立たせている。
いつも通り右ウィングとしてプレーした久保は(S・ゴメスは右インサイドハーフに)、この限られた時間の中で見事に結果を出した。80分、右サイドでボールを保持した日本人MFは、切れ味鋭いドリブルでエスパニョールのDF2枚を抜き去りペナルティーエリア内右に侵入。左足で強烈なシュートを放ち、GKジョアン・ガルシアを破っている。RCDEスタジアムの客席は久保のゴールで一気に静寂に包まれ、そしてブーイングの指笛が吹かれた。
ソシエダはこの1点のリードを最後まで守り切って、今季公式戦初勝利を飾っている。この夏、悲しみと不安を募らせてきたソシエダのサポーターに勝利という良いニュースを届けたのは、希望の火を灯したのは、正真正銘のゴラッソ(ファインゴール)を決めた久保だった。
🍍💙#EspanyolRealSociedad pic.twitter.com/7IIo77AZux
— Real Sociedad Fútbol (@RealSociedad) August 24, 2024