佐野航大の招集見送り、山本団長が説明「ネガティブな交渉だった」 クラブと協議で決定
パリ五輪に臨むU-23日本代表の山本昌邦団長が7月18日、取材に対応した。バックアップメンバー4人がチームに同行すると明かし、そのなかでMF佐野航大(NECナイメヘン)の招集は見送ることになったという。航大の実兄であるMF佐野海舟容疑者は17日に逮捕報道されている。バックアップメンバーはMF植中朝日(横浜F・マリノス)に変更される。
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山本昌邦団長が取材に対応
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— FOOTBALL ZONE (@zonewebofficial) July 18, 2024
今大会、バックアップの4人はベンチメンバー18人と毎試合6時間前まで入れ替えが可能。山本団長によると、佐野航大については所属クラブと交渉した結果、従来のバックアップの方式でも招集することがほぼ不可能だったという。バックアップメンバーとの入れ替え可能はFIFA(国際サッカー連盟)からの通達が8日だったものの、怪我人などの状況を見極めるため18日の発表となった。交代は1試合目の24時間前までは登録された中から実質誰でも選出することができる。22人が固定すればその中から18人を選出する。手続きとしてはオンラインで医師の診断書と変更の申請書を送付。心身の状況を考慮した診断書が必要で、例えば疲労でも交代理由となる。
56年ぶりのメダル獲得を目指す大岩ジャパン。バックアップメンバー4人のうち、MF山田楓喜(東京ヴェルディ)は19日、GK佐々木雅士(柏レイソル)、DF鈴木海音(ジュビロ磐田)と植中は21日にチーム合流予定となる。
また、山本団長は佐野航大の不参加についてチーム状況などを考慮したなか、「クラブの状況もスピード感もいろいろあったので、人数を増やせるかもとなった時に、スタートからネガティブな交渉だった」とクラブとの話し合いで決まったとした。