近年、各クラブはプレミアリーグが定めた収益と持続可能性に関する規則(PSR)に遵守するために、思うような補強ができなくなっているなか、2022年5月にトッド・ベーリー会長を中心とする共同事業体らが買収したチェルシーは積極補強を続けている。
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積極的な補強に注目が集まっているチェルシー
🏴注目🏴
すでに約193億円で6選手を獲得…チェルシーが今夏も補強に積極的に動ける理由とは?https://t.co/WoNSF6ugAO🗣️編集部より
「プレミアリーグの財務規則に苦しんでいるクラブも少なくないなか、チェルシーが今夏も積極補強を行えている理由が明らかになりました」— サッカーキング (@SoccerKingJP) July 18, 2024
若手選手を中心としながら、ここまで追加オプションを含めなければ、計9500万ポンド(約193億円)ほどの移籍金を投じて今夏も積極的な動きを見せているチェルシー。これほどの資金を投じているものの、プレミアリーグの財政規則には問題なく遵守していると見られている。
その理由について『BBC』のニザール・キンセラ記者は「チェルシーは才能のあるイアン・マートセンをアストン・ヴィラに、ルイス・ホールをニューカッスルに、オマリ・ハッチンソンをイプスウィッチに売却して、8500万ポンド(約172億円)ほどの移籍金を捻出している」と補強と同時に下部組織出身選手を中心に売却も行っていることを強調しながら、次のように続けた。
「さらに物議を醸したが、姉妹会社に7650万ポンド(約155億円)でホテル2軒を売却したことも前回の収支表には大きく役立ったし、メイソン・マウントのマンチェスター・ユナイテッドへの移籍金5500万ポンド(約112億円)は2023-24シーズンの会計に計上されたとも見られている」
また、「彼らは来年、初の夏季クラブワールドカップに出場することで、かなりの利益を得られると期待もしている」と語っており、2020-21シーズンにチャンピオンズリーグ(CL)を制覇したことで出場権を得ているFIFAクラブワールドカップ2025への出場も収支には大きな影響を与えることから、財務規則に問題なく補強が行われていることを指摘している。
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— Chelsea FC (@ChelseaFC) July 16, 2024