スペインが“7戦全勝”で史上最多4度目のEURO制覇! イングランドは再び悲願のタイトルまで後一歩届かず…

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スペインが“7戦全勝”で史上最多4度目のEURO制覇! イングランドは再び悲願のタイトルまで後一歩届かず…
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6月14日に開幕し、様々な激戦が繰り広げられてきたEURO2024。欧州王者を決める戦いも残り1試合となり、決勝戦のカードは史上最多4度目のヨーロッパ王者を狙うスペインと前回大会に続き2大会連続で決勝に進出し初優勝を狙うイングランドとなった。

[スコア]
スペイン 2-1 イングランド
[得点者]
スペイン
47分 ニコ・ウィリアムズ
86分 ミケル・オヤルサバル

https://news.yahoo.co.jp/articles/11c51148a812948e5c43cc49ac88a207ff27d45f

後半に大きく試合が動く

イングランドはボールを持っていない時はショーは左SBのポジションをとり、[4-2-3-1]のような配置に。序盤ボールを握るのはスペイン。イングランドはボールを奪っても自分たちの時間が作れない状況が続く。

10分以降はイングランドもボールを持つ時間が増え、リズムがででくると、右サイドのサカを起点にスペインゴールに迫るも決定機を作るまでにはいかず。両チーム球際は譲らず、ボールを失った後の切り替えも早いため一進一退の攻防が続き、ビッグチャンスを作らせない展開に。

緊張感のある前半はお互い集中した守備をみせ、決定機のない45分に。スペインがボールを保持する時間が多かったが、武器である両ウイングはウォーカーとショーがシャットアウト。前半ATにはライスのFKから最後はフォーデンがボレーシュートを放つが、これはGK正面に。スコアレスドローで折り返す。

スペインは後半から前半に負傷したロドリに代えてスビメンディを投入する。そんななか、後半立ち上がりに試合が動く。ヤマルがカットインで中に侵入すると、逆サイドのニコへパス。これをニコが左足で冷静に流し込み、47分スペインが先制に成功する。

勢いに乗るスペインは54分にヤマルのパスからモラタ、そして55分にはニコが強烈なシュートを放ち、追加点を狙いに行く。前半は影を潜めていたスペインの両翼が躍動し始める。

先手を取られたイングランドは60分、ケインに代えてワトキンスを投入。サウスゲイト監督がこの試合は早くも動いた。攻勢を強めるイングランドは63分ベリンガムが鮮やかなターンから左足でミドルシュートを放つが、これは枠をとらえきれず。

今度はスペインにビッグチャンスが。66分オルモのスルーパスに抜けたヤマルが得意の形でシュートを放つもこれはピックフォードがビッグセーブ。スペインはモラタに代えて、オヤルサバルを投入し最前線を交代。

得点を奪う必要があるイングランドはここでメイヌーに代えてパルマーを投入する。トップ下にパルマー、フォーデンを左に配置し、ベリンガムとライスが中盤でコンビを組む。

そんななか、71分右サイドのサカが中へ折り返すと、ベリンガムは背後へ落とす。これをパルマーが左足でスーパーゴールを決め、イングランドが試合を振り出しに戻す。

失点直後少しバタついたスペインだったが、再びボールを保持してペースを取り返そうと試みる。81分にはオルモ、ニコ、ヤマルの連携からヤマルが最後シュートを放つが再びピックフォードがビッグセーブを見せる。

スペインはここでル・ノルマンに代えてナチョを投入する。再びスペインペースで試合が進む中、86分左サイドのククレジャから絶妙なクロスが上がるとオヤルサバルがこれを合わせ、スペインが終盤に再び1点リード。

点を取る必要があるイングランドはフォーデンに代えてトニーを投入。一方のスペインはヤマルに代えてメリーノを入れる。89分にはCKからイングランドが決定機を迎えるもスペインも必死のセーブ。

後半ATは4分。イングランドは猛攻を仕掛けるも同点ゴールは奪えず。スペインが史上最多となる4度目のEURO王者に輝いた。一方のイングランドは今大会も初優勝まであと一歩届かなかった。

スペイン代表が2連覇を達成した2012年大会以来、3大会ぶりの優勝を成し遂げた。これまで、ドイツ代表と並んで歴代最多タイの数字となる3度の優勝を誇っていたものの、この勝利により単独トップに踊り出た。

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