Coros PACE 3の心拍がマラソン中に測れない!5つで後悔しないために。走る前の確認

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Coros PACE 3の心拍がマラソン中に測れない!5つで後悔しないために。走る前の確認
結論:マラソン中の心拍不調は手首のフィットと装着位置で大きく改善する

Coros PACE 3は30gの超軽量ボディに5つのLEDと4つの光検出器を備えた光学式心拍センサーを搭載し、日常のランニングでは十分な精度を発揮する。しかしフルマラソンのように長時間の激しい運動になると、汗や衝撃、血流の変化によって心拍データが途切れたり、異常に低い値や高い値が表示されたりするケースが報告されている。特にレース中に「心拍が測れない」「数字が明らかにおかしい」と感じるランナーは少なくない。

本記事では、マラソン中にCoros PACE 3の心拍計測が不安定になる主な原因を5つに整理し、それぞれに対する具体的な対処法を紹介する。手首のベルト調整や装着位置の見直し、外部心拍計の活用といった実践的な対策を中心に、レース本番で慌てないための事前確認ポイントまでを網羅する。

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光学式心拍計がマラソンで不安定になる仕組み

Coros PACE 3に限らず、手首で計測する光学式心拍センサーには原理的な弱点がある。皮膚の下の毛細血管の拡張・収縮を緑色のLED光で読み取る仕組みのため、以下のような状況で精度が低下しやすい。

激しい腕振りによるウォッチのズレ

大量の汗がセンサーと皮膚の間に入り込む

冬場のマラソンで手首の血流が低下する

路面の衝撃でウォッチが微振動する

RedditのCorosコミュニティでも「Pace 3 heart rate dropping」というスレッドが立つなど、長距離ランでの心拍ドロップはユーザー間でよく話題になる。これは製品の不良というより、光学式という方式自体の限界である場合が多い。

原因1:ベルトの締め付けが弱すぎる、または強すぎる

最も多いのがベルトのフィット不良だ。軽量なPACE 3は装着感が快適な反面、ランニング中の衝撃で位置がずれやすい。

対処法:指1本分の余裕を目安に、レース前に微調整する

安静時は「指1本がやっと入る」くらいの締め付けが適切とされる。ただしマラソン中は腕が振られるため、普段より1ノッチ強めに締める方が安定しやすい。逆に締めすぎると血流を阻害して計測精度が落ちるため、走り出して5分ほど経った時点で指が1本入るか確認し、きつすぎる場合は緩める。

ナイロンバンドモデルはシリコンバンドより伸縮性が低く、一度決めた長さが変わりにくい。マラソン本番ではナイロンバンドの方が心拍の安定性が高いという声もある。購入時にバンド素材を選べる場合は、レースでの使用を想定してナイロンバンドを検討する価値がある。

原因2:装着位置が手首の骨に近すぎる

手首の骨(尺骨頭)のすぐ上にウォッチを着けると、骨の凹凸でセンサーが皮膚に密着せず、外光が入り込んだり、接触が不安定になったりする。

対処法:手首の骨から指2本分上にずらす

公式に推奨されているわけではないが、光学式心拍計の一般的なベストプラクティスとして、手首の骨から指2本分ほど肘側に上げた位置が適している。この位置は皮膚が平らで、筋肉や脂肪がクッションとなり、センサーが安定しやすい。

特に手首が細いランナーは骨ばっていることが多く、標準位置では隙間ができやすい。ウォッチの裏面が皮膚に均一に当たっているかを鏡で確認し、隙間があれば位置を調整する。

原因3:汗や雨でセンサーと皮膚の間に水分が入る

マラソン後半になると汗の量が増え、ウォッチの下に汗が溜まる。汗は光を乱反射させるため、心拍信号の読み取りエラーを引き起こす。雨天レースでも同様の問題が起きる。

対処法:こまめにウォッチを拭き、吸水リストバンドを併用する

給水所やエイドで立ち止まるたびに、ウォッチの裏面と手首の汗をタオルで拭き取る習慣をつける。吸水リストバンドをウォッチのすぐ下に着けると、腕を伝う汗を吸収してセンサー部への流入を防げる。

また、レース前に制汗剤を手首に塗るのは避けた方がよい。制汗剤の成分がセンサー面に付着すると、光の透過率が変わり計測不良の原因になることがある。

原因4:低温による手首の血流低下

冬のマラソンや早朝の冷え込みが厳しいレースでは、手首の血管が収縮して血流が減り、光学式センサーが脈波を検出しにくくなる。気温が5℃を下回るようなコンディションでは、心拍数が実際より低く表示されたり、計測が途切れたりしやすい。

対処法:アームカバーやグローブで手首を保温する

薄手のアームカバーを手首まで伸ばしてウォッチの上から覆う、またはウォッチをアームカバーの上から装着することで、冷気を遮断できる。グローブとアームカバーの間に隙間を作らないように重ね着すると、手首周辺の温度を保ちやすい。

スタート直前までウインドブレーカーで手首を覆っておくのも有効だ。レース中にどうしても心拍が取れなくなったら、一度ウォッチを外して手首を揉み、血流を促してから再装着する方法もあるが、タイムロスになるため最終手段と考えたい。

原因5:腕振りや接地衝撃によるアーチファクト

マラソンの後半、疲労でフォームが崩れると腕振りが大きくなったり、上下動が増えたりする。そうした動きが加速度センサーにノイズとして入り、心拍計測アルゴリズムが誤作動を起こすことがある。特に下り坂や不整地では衝撃が強く、心拍データが乱れやすい。

対処法:ウォッチを内側に向けて装着する方法を試す

手首の外側(甲側)ではなく、内側(手のひら側)にウォッチを回して着けると、腕振りの影響が軽減される場合がある。内側は皮膚が薄く血管が豊富なため、光学式センサーとの相性が良いという意見もある。ただし、手首を返したときに画面が見づらくなるため、レース中にこまめに心拍を確認したいランナーには向かない。

また、PACE 3の設定メニューから「手首の装着方向」を変更できる。左手・右手だけでなく、内側に着けた場合の設定も用意されているため、試す際は必ず設定を変更すること。

それでも改善しない場合の最終手段:外部心拍計の導入

上記の対策をすべて試してもマラソン中の心拍データが安定しない場合は、胸ベルト型や上腕型の外部心拍計を検討するのが確実な解決策になる。

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胸ベルト型(Polar H10など)

心電式の胸ベルトは光学式より原理的に正確で、汗や衝撃の影響を受けにくい。Coros PACE 3はBluetoothで外部心拍計と接続でき、一度ペアリングすれば自動認識する。マラソンのような重要なレースでは、胸ベルトを装着することで心拍データの信頼性を格段に高められる。

上腕型(COROS Heart Rate Monitorなど)

COROS純正の上腕型心拍計は、光学式ながら上腕部で計測するため手首より安定しやすい。PACE 3との同時使用を前提に設計されており、装着も簡単だ。胸ベルトが苦しいと感じるランナーには上腕型が選択肢になる。

外部心拍計の導入は追加コストがかかるが、マラソン本番で心拍データが当てにならないストレスを考えると、投資する価値は十分にある。

マラソン当日までにやっておくべき心拍確認ルーティン

レース本番で心拍トラブルに慌てないために、以下の項目を事前にチェックしておくことを推奨する。

| 確認項目 | 具体的なチェック内容 | 推奨タイミング |

|———|——————-|————-|

| ベルトの長さ | 指1本分の余裕があるか、走り出して5分後に再確認 | レース3日前のジョグ |

| 装着位置 | 手首の骨から指2本分上か | 同上 |

| 汗対策 | リストバンドの有無、ウォッチ裏面の清掃 | レース前日 |

| 低温対策 | アームカバーやグローブの準備 | 天候に応じて前日 |

| 外部心拍計 | ペアリング確認、電池残量 | レース3日前と前日 |

| 設定 | 手首の装着方向、アクティビティモードの心拍表示オン | レース前日 |

特に30km走などの長距離練習で本番と同じ条件を再現し、心拍データの挙動を確認しておくと安心できる。練習中に心拍が頻繁に途切れるようなら、本番では外部心拍計の使用を強く検討したい。

レース中に心拍が測れなくなったときの緊急対応

万が一、マラソン本番で心拍表示が消えたり、明らかに異常な数値になったりした場合の対処手順を以下にまとめる。

1. まずは落ち着いて、ウォッチの裏面を指で軽く押さえ、皮膚に密着させる。

2. 給水所で水を飲むついでに、ウォッチを外して裏面と手首をタオルで拭く。

3. それでも回復しなければ、一度アクティビティを一時停止し、ウォッチを再起動する(PACE 3はアクティビティ中でも再起動後、計測を再開できる)。

4. 外部心拍計を持っている場合は、その場でペアリングして切り替える。

心拍データが完全に取れなくなっても、GPSによるペースや距離は記録され続けるため、レースそのものを諦める必要はない。事前に「心拍が取れない場合は体感で走る」と割り切っておくことも、メンタルの安定につながる。

よくある質問

Coros PACE 3の心拍センサーは他のメーカーと比べて精度が低いのか

光学式心拍計としての基本性能は競合製品と大きな差はなく、日常のランニングや安静時の計測では十分な精度を持つ。ただし、激しいインターバルやマラソンレースのような高負荷・長時間のシーンでは、どのメーカーの手首式光学センサーでも精度が落ちる傾向がある。

心拍が突然0になるのは故障か

必ずしも故障とは限らない。汗やズレによってセンサーが皮膚から浮き、計測不能になった可能性が高い。一度外して拭き取り、再装着することで回復することが多い。頻発する場合はサポートに相談するのが望ましい。

タトゥーや腕毛は心拍計測に影響するか

タトゥーのインクや濃い腕毛はLED光を遮り、計測精度を下げる可能性がある。特に黒や濃い色のタトゥーは影響が大きいとされる。該当する場合は、反対の腕に着けるか、外部心拍計の使用を推奨する。

心拍計測が不安定なとき、設定で改善できることはあるか

PACE 3には心拍計測の感度を調整する直接的な設定はないが、「手首の装着方向」や「アクティビティ中の画面表示」を適切に設定することで間接的に安定性が向上することがある。また、ウォッチのソフトウェアを最新バージョンに保つことも重要だ。

マラソン本番で外部心拍計を使う場合、バッテリーは持つのか

PACE 3単体でGPS連続38時間の稼働が可能とされており、外部心拍計をBluetooth接続してもフルマラソン程度の時間ならバッテリー切れの心配はほぼない。ただし、外部心拍計側の電池残量は事前に確認しておく必要がある。

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まとめ:手首の心拍は「補助」と割り切り、レースでは外部心拍計を推奨

Coros PACE 3の光学式心拍計は、普段のジョギングやポイント練習では十分なデータを提供してくれる。しかし、フルマラソンのように心拍数を正確に管理したいレースでは、原理的な限界を理解し、過信しないことが大切だ。

本記事で紹介したフィット調整や汗対策を徹底すれば、多くのケースで改善が見込める。それでも安定しない場合は、胸ベルトや上腕型の外部心拍計を導入することで、ストレスなく正確な心拍データを手に入れられる。

コスパに優れたPACE 3の性能を最大限に引き出すためにも、心拍計測の特性を把握し、用途に応じた使い分けを心がけてほしい。

[紹介元] マラソン速報 Coros PACE 3の心拍がマラソン中に測れない!5つで後悔しないために。走る前の確認
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