【The Power of GOLF〜障害者ゴルフ千思万考 #21】障害者ゴルファーとギア選び〜道具に頼るのはアリだ

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【The Power of GOLF〜障害者ゴルフ千思万考 #21】障害者ゴルファーとギア選び〜道具に頼るのはアリだ

 障害者ゴルフの現場では、自分に合ったクラブ選び(クラブフィッティング)が重要視されています。
とはいえ、多くの障害者ゴルファーにとって、「自分なんかが行っていいのか」とフィッティングに対する心理的ハードルがあります。

 そんな中、「THE G4D OPEN」に出場した秋山卓哉さんは、フォーティーン社のクラブとフィッターとの出会いでプレーが大きく改善。障害によるスイングの制約に合わせてクラブの長さやライ角、バランスを細かく調整され、結果的に無理なく振れるようになったといいます。

 フォーティーンの池田氏は「クラブの力でアマチュアや障害のある方のゴルフを良くすることが私たちの役割」と語り、技術や体力に頼らず上達する方法としてギア選びの重要性を強調しています。

 また、世界ランキング上位の吉田隼人プロも、障害のある体で効率的に飛距離を出すため、重めのシャフトを選び、上半身の力を活かす調整をしているとのこと。クラブ選びは競技力向上の要ともいえます。

 さらに、日本障害者オープンではブリヂストンのクラブフィッティングイベントが行われ、多くの障害者ゴルファーがデータに基づいた調整を体験。フィッターは「スイングは個性であり、障害の有無に関係なく、それに合う道具を一緒に探すのが我々の役割」と語っています。

 最後に、クラブ工房「キナセ」代表・木名瀬氏も「感覚的にしっくりくるものを使うべき」と述べ、無理にバランスや数値に縛られず、自分にとって扱いやすいギア選びの大切さを説いています。

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