「オーバーしないと入らない」考えは3パットを助長する⁉　進藤大典ジュニアイベントで青島賢吾氏が米国の最先端戦術論を語る

　松山英樹選手らのキャディを務めてきた進藤大典氏が、6月15日に都内のインドア練習場で「進藤大典スペシャルセッションイベント」を初開催しました。このイベントは、進藤氏が2021年から行っているジュニア大会の延長線上に位置し、ジュニアゴルファーたちがさらに成長できる場を提供する取り組みです。

　イベントには進藤氏のほか、鍼灸師でスポーツトレーナーの工藤健正氏、タイトリスト認定パフォーマンススペシャリストの青島賢吾氏をゲストに招き、トッププロの実践や世界最先端の技術・戦略を伝授。青島氏が紹介した「DECADE戦略」は、ピンを狙う戦略やパッティングのデータ分析を通じ、ミスを減らして安定したスコアを出す方法をジュニアたちに伝えました。

　また、進藤氏が着目したのはジュニアたちの成長を促すための工藤氏の指導内容で、プロを目指す学生たちにとって大きな学びの場となったとのこと。昨年優勝した川口史さんは、戦略やトレーニング方法についての新たな視点を得たと感想を述べています。

　進藤氏は「ジュニアの育成は未来への投資」と語り、このイベントが日本のゴルフ界に新たな才能を輩出するきっかけになることに期待を寄せました。今秋にはさらなるジュニア大会が予定されており、進藤氏の取り組みに注目が集まっています。