アプローチの名手・丸山茂樹の助言で始めた“下手投げ” チーム辻村が目指す、ゆっくり振って止める「生きた死に球」
「チーム辻村」の独自アプローチ練習の秘密
「チーム辻村」は、上田桃子や六車日那乃など多くの選手を輩出してきました。その指導法は時にユニークで、早朝のアプローチ練習では、ボールを下手投げでカップに向かって転がすことから始まるそうです。この斬新な練習方法は、アプローチの名手・丸山茂樹プロの助言を基に導入されました。
チーム辻村の指導では、精神的な要素を重視する一方で、最新の技術も活用。AIアプリを利用したスイング解析を導入し、科学的なデータをもとに選手の技術向上を図っています。丸山プロは「自分を救ってくれるのはアプローチ」との言葉を残し、アプローチ技術の重要性を強調しました。
プロ選手たちは朝6時に集合し、毎日アプローチとパターの練習を繰り返します。ゆっくり振ることで正確なコントロールを身につけるトレーニングが行われており、日本と世界のゴルフ技術の違いに気づかされたといいます。宮里藍プロもかつて時間をかけたスイング練習を行っていたことで知られ、この練習法がいかに効果的かが証明されています。
このアプローチ技術の習得は、選手たちにとって大きな意味を持ち、最終的には試合で勝負を決める重要なポイントになるでしょう。「チーム辻村」の選手たちは、この独自の練習を通じてさらなる高みを目指しています。
