千葉県の浜野ゴルフクラブで開催された「パナソニック・オープン」の第1日。強い雨と風により2度の競技中断が発生し、その後降雨によるコースコンディション不良でサスペンデッドとなりました。69人の選手がラウンドを終えることができず、厳しい環境の中での戦いとなりました。
そんな中、ツアー未勝利の 小林夢果選手（21）が4アンダー、1ボギーのスコア69で暫定首位に立ちました。特に後半は耐えるゴルフを強いられましたが、その中でもしっかりとバーディーを重ね、悪天候をものともせず安定したプレーを披露しました。
試練の天候を乗り越えた冷静なプレー 前半は比較的穏やかな天候の中、2バーディーを獲得し順調な滑り出し。しかし、13番ホールで最初の中断が入り、その後競技が再開してからは風雨が強まる過酷な状況へ。「16番からのホールは本当に厳しかった」と語る小林選手は、戦略的に低いボールを使いながら安定したプレーでピンを狙いました。最終18番ホールも強風の中、冷静に2パットでパーをセーブし、ホールアウト後は「この雨の中、アンダーで回れたのが一番嬉しい」と笑顔を見せました。
過去の悔しさを乗り越えた今大会 小林選手は、2週間前のKKT杯バンテリン・レディースで初優勝のチャンスを逃した経験を持ちます。最終ラウンドで首位に並びながらも、14番ホールで痛恨のダブルボギー。その悔しさを胸に、今大会へ挑んでいます。前週は休養を取りながら、なんとタケノコ掘りに励んでいたとか！自然の中で気分転換を図り、心をリセットしたことで今大会への集中力を高めました。
同じ尾崎将司門下生である 佐久間朱莉選手 や 西郷真央選手 の活躍も刺激となり、小林選手は「あと2日間、全力でプレーしたい」と力強く意気込みを語りました。果たして、この勢いを維持してツアー初優勝を飾ることができるのか？残りのラウンドにも注目です！