30ヤードをスピンで「ピタッ」！ プロのようなスピンアプローチに必要な「大きなフォロー」の取り方と練習ドリル

　伊藤有志が伝授！「スピンで止める30ヤードアプローチ」の秘訣 ゴルフのスコアメイクにおいて重要なショートゲーム。その中でも、ピンそばに正確に寄せるアプローチは安定したプレイに欠かせません。ツアープロの伊藤有志氏が、「スピンで止める30ヤードのアプローチ」の打ち方を解説します。

　まず、スピンをかけるためのアドレスの基本は「オープンスタンス×フェースオープン」。フェースを2時方向に開き、目標より左を向いたスタンスで構えることがポイントです。クラブを振る際は自然にアウトサイドイン軌道となるよう、無理な力を入れずに振りましょう。また、手先での操作ではなく、お腹の力で体を回転させることで、フェースにボールが乗る時間が長くなり、より安定したスピンがかかります。

　振り幅についても注意が必要です。トップはコンパクトに、フォローを大きくすることでヘッドが加速し、スピン量が増加します。さらに、「切る」のではなく「乗せる」感覚でインパクトすることで、ボールにスピンを効率的に与えることが可能になります。

　この技術を習得するためには、インパクトの形を作り、バックスイングなしでフェースにボールを密着させたままフォローを出すドリルを行うと良いでしょう。この練習を続けることで、グリーン上でピタッと止まるアプローチができるようになります。スピンを活用したショートゲームでさらにスコアアップを目指しましょう！