「飛距離よりも方向性重視」 吉田鈴は“お腹の凹み”と“右肩の高さ”でフェアウェイを狙い撃ち【注目ルーキースイング診断】
吉田鈴のスイングに迫る:未来のスター選手が魅せる技巧と安定感
国内女子ツアーの注目ルーキー吉田鈴選手。彼女は米ツアーで活躍中の姉・吉田優利選手に続き、アマチュア時代から才能を発揮してきました。ツアープロコーチの石井忍氏が、そのスイングの特徴を徹底解説します。
輝かしい経歴とプロへの道
吉田鈴選手は2019年「ニッポンハムレディスクラシック」でトーナメントデビューを果たし、2024年には国内女子ツアー8試合に出場。「KKT杯バンテリンレディス」や「ブリヂストンレディス」ではローアマチュアを獲得するなど目覚ましい結果を残しました。また、世界アマチュアランキングの上位に名を連ね、22年から毎年「オーガスタナショナル女子アマチュア」に出場。そして、4度目のプロテストで見事合格を果たします。
スイングの特徴:安定感と方向性を重視
吉田選手のスイングは、「大きな飛距離よりも方向性を重視している」のが特徴。石井コーチによると、そのポイントは以下の通りです:
前傾を維持するフォーム ダウンスイング時に「上半身がボールに向かう」独特の動きで、お辞儀をするように前傾角度をキープ。これにより、スイング時に安定感が生まれます。
水平を保つ肩のライン 手元が腰の高さに達したとき、両肩が水平であることが安定したインパクトを可能にし、ショットの正確性を高めています。
左腕をリードするスイング 左腕主導でスイングすることで、フェースの開閉が少なく、ショットのコントロール性を向上。結果として、方向性が安定したプレーにつながります。
このように、吉田選手のスイングはフォームの安定感と方向性へのこだわりが際立っています。さらなる飛躍を目指す彼女の挑戦から、今後も目が離せません!
