2025年3月2日、ニュージーランドのミルブルック・リゾートで開催された男子ゴルフアジアツアーのニュージーランド・オープン最終日、比嘉一貴選手(29=フリー)は、5バーディー、ボギーなしの66で回り、通算22アンダーで2位となりました。首位と5打差の3位からスタートした比嘉選手は、18番ホールで6メートルのバーディーパットを惜しくも外し、1打差で優勝を逃しましたが、その健闘を讃えられました。
比嘉選手は「もちろん悔しいけど、4日間通していいプレーができたので、次につながる」と前向きなコメントを残しました。最終日は連続バーディーでスタートし、4番ホールでは6メートルのパットをねじ込みパーセーブ。バンカーから寄せ切れなかった5番ホールでは、3メートルのパーパットを決めて踏みとどまりました。12番ホールで1メートルのバーディーパットを成功させ、1打差の2位に浮上。17番ホールでは、220ヤードから2オンに成功し、バーディーで優勝の望みをつなぎました。
比嘉選手は22年の日本ツアー賞金王に輝いた後、積極的に海外転戦を続けており、23年には欧州ツアーにも参戦しました。今年は1月からアジアツアーを転戦し、今大会で3戦連続トップ10入りを果たし、ポイントランクが8位から4位に上昇しました。飛距離アップとアプローチのバリエーションが増えたことで、自信を持ってプレーに臨んでいます。
今後、比嘉選手は3月下旬にマカオで開催されるアジアツアーの大会を経て、4月に日本ツアーの開幕を迎える予定です。彼は「今年は特に日本でもアジアでも楽しみな手応えを感じている。22年11月のダンロップ・フェニックス以来遠ざかっている優勝への距離は間違いなく縮まった」と自信を見せています。
比嘉一貴選手の今後の活躍に期待が高まります。
